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圧倒的な攻撃力でリーグを席巻。最終節の逆転劇でG大阪が悲願の初制覇!【Jリーグヒストリー:2005年】

2020年5月30日(土) 15:19

圧倒的な攻撃力でリーグを席巻。最終節の逆転劇でG大阪が悲願の初制覇!【Jリーグヒストリー:2005年】

圧倒的な攻撃力でリーグを席巻。最終節の逆転劇でG大阪が悲願の初制覇!【Jリーグヒストリー:2005年】
攻撃スタイルを貫いたG大阪が悲願の初制覇を成し遂げた

前年までの2ステージ制が廃止され、18チームによる1シーズン制がスタートした2005年。優勝争いは最終節までもつれ込む大混戦となった。

8戦負けなしと好スタートを切った鹿島が序盤の戦いをリードしたが徐々にペースを落とすと、11節から6連勝を達成したG大阪が猛追。22節には東京Vを下して、ついに首位に浮上した。

躍進の要因となったのは圧倒的な攻撃力だ。新加入のアラウージョがゴールを量産し、大黒 将志もコンスタントに得点を記録。フェルナンジーニョも含めた前線トリオが繰り出すアタックはまさに脅威で、13節の東京V戦では7-1で勝利を収めるなど、破壊力抜群の攻撃サッカーで快進撃を続けた。

ところがシーズン終盤に入ると、突如失速。同じく勝点を伸ばせない鹿島と共に、19節から無敗を続けるC大阪をはじめとする2番手集団に吸収されてしまう。さらに31節からはよもやの3連敗。最終節を前についにC大阪に首位の座を奪われてしまった。

33節を終えて1位C大阪(勝点58)、2位G大阪(勝点57)、3位浦和(勝点56)、4位鹿島(勝点56)、5位千葉(勝点56)と、5チームに優勝の可能性が残されたまま、最終節を迎えた。

逃げ切りたいC大阪は、ホームでFC東京と対戦。西澤 明訓の活躍で2-1とリードしながら、後半アディショナルタイムにまさかの同点弾を浴び、2-2の引き分けに終わった。一方、アウェイで川崎Fと対戦したG大阪は2-2で迎えた79分に遠藤 保仁が勝ち越しゴールを奪うと、終了間際にはアラウージョがダメ押しゴールを決めて4-2と快勝。シーズンを象徴するようなド派手な打ち合いを制し、C大阪をかわして逆転優勝を成し遂げた。

リーグ最多となる82得点を奪った一方で、失点58はリーグで4番目に多い数字だった。失点を恐れぬ攻撃スタイルを貫き、G大阪の悲願は成就されたのだ。

■フォトギャラリー
https://www.jleague.jp/photogallery/g2056/

■2005年G大阪のメンバーはこちら

 

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