明治安田生命J3リーグは14日に第16節の6試合が行われた。注目の上位対決となった山口と町田の一戦は、お互いが退場者を出す激しい展開に。先に主導権を掴んだのはアウェイの町田だった。7分に深津 康太のゴールで先制すると、18分には重松 健太郎が追加点。前半終了間際にリーグ得点王の岸田 和人に1点を返されるも、後半は厳しい守備で山口に好機を与えず、2-1のまま逃げ切った。これで町田は4連勝。一方の山口は今季3敗目となった。
2位に付ける長野は、雷のためにキックオフが15分遅れるアクシデントにも動じず、ホームで鳥取に2-0と快勝。首位・山口との勝点差を再び2に縮めている。
4位の相模原は後半に3ゴールを奪い完勝と思われたが、終盤に立て続けに2失点。なんとか逃げ切ったものの、盛岡の粘りの前に薄氷の勝利となった。
前・後半で両者の立場が逆転したのは、秋田と福島の東北ダービー。前半のうちにホームの秋田が2点を先行するも、後半は一転して福島のペースに。51分に金 弘淵が1点を返すと、72分に橋本 拓門が同点弾。さらに77分に再び金がゴールを奪い、アウェイチームが鮮やかな逆転勝利を飾った。
YS横浜のホームに乗り込んだ藤枝は、1-0で迎えた86分に同点に追い付かれるも、直後に笹垣 拓也が決勝ゴールを奪取。4試合ぶりに勝利を挙げた。
琉球とJ-22の一戦が決着がついたのは、90+9分。ラストプレーで富所 悠が決勝ゴールを奪い、ホームチームが酷暑の激闘を2-1で制している。