本文へ移動

“黄金世代”が台頭した鹿島が、史上最多三度目の王者に! 史上初の三冠も達成【Jリーグヒストリー:2000年】

2020年5月25日(月) 14:30

“黄金世代”が台頭した鹿島が、史上最多三度目の王者に! 史上初の三冠も達成【Jリーグヒストリー:2000年】

“黄金世代”が台頭した鹿島が、史上最多三度目の王者に! 史上初の三冠も達成【Jリーグヒストリー:2000年】
鹿島が、史上最多となる三度目の優勝を達成。この年、ナビスコカップ、天皇杯も制して、史上初となる三冠も成し遂げた

2000年代最初のシーズンは、各チームの力が拮抗し、1stステージ、2ndステージともに、最後まで優勝チームが読めない展開となった。

1stステージを制したのは横浜FMだ。オズワルド アルディレス監督の下、アグレッシブな戦いを展開すると、中村 俊輔、柳 想鐵ら攻撃陣が躍動。9節にG大阪を破り首位に立つと、その後も着実に勝点を積み重ねた。しかし、同じく優勝を争うC大阪との直接対決に敗れ、最終節を前に首位から陥落。そして迎えた運命の最終節。C大阪が川崎FにⅤゴールで敗れたのに対し、横浜FMは市原に快勝。土壇場で再逆転し、ステージ優勝を成し遂げた。

しかし2ndステージに入ると、横浜FMは突如低迷。代わって勢いを見せたのは1stステージで8位に終わった鹿島だった。トニーニョ セレーゾ監督を迎えたこのシーズン。小笠原 満男、中田 浩二、本山 雅志と“黄金世代”の若手が主軸へと成長。秋田 豊、ビスマルクらベテランもハイパフォーマンスを保ち、安定した戦いを続けた。

開幕6連勝とスタートダッシュに成功し、その後は4戦勝ちなしと勢いを失いかけたが、シドニー五輪中断明けの11節から再び調子を取り戻し、4連勝と加速した。そして首位で迎えた最終節、勝点1差で迫る柏との直接対決をスコアレスドローで乗り切り、そのままステージ優勝を果たした。

チャンピオンシップでも際立ったのは、鹿島の勝負強さだった。アウェイでの第1戦をスコアレスドローとすると、国立競技場で行われた第2戦では、横浜FMを圧倒。24分に鈴木 隆行、39分に名良橋 晃、44分に中田 浩二がゴールを奪い、前半のうちに勝負を決めた。

2戦合計3-0とした鹿島が、史上最多となる三度目の優勝を達成。この年鹿島は、ナビスコカップ、天皇杯も制して、史上初となる三冠も成し遂げている。

■フォトギャラリー
https://www.jleague.jp/photogallery/g2046/

■2000年鹿島のメンバーはこちら

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

J.LEAGUE TITLE PARTNER

J.LEAGUE OFFICIAL BROADCASTING PARTNER

J.LEAGUE TOP PARTNERS

J.LEAGUE SUPPORTING COMPANIES

TOP