2020年3月30日(月) 13:40
「開幕連勝」、「開幕連続負けなし」。それぞれの記録を持つチームは?“記録ストッパー”として存在感を放つのはあのチーム【Jリーグ】
開幕戦を終えた段階で中断に突入している今季のJリーグ。J1リーグの開幕戦では6試合で勝敗がつき、3試合がドロー決着となった。つまり現時点で11チームが、今季負けていないこととなる。
そこで今回は開幕戦からの「連勝記録」と「連続負けなし記録」を調査した。連勝記録では1996年の横浜Fと2001年の磐田の8が最長となる。磐田は2002年、2004年にも6連勝を達成しており、2000年代初頭に圧倒的な強さを誇っていたことが分かる。
もっともランキング上位のうち、その年に優勝したのは2002年の磐田と2008年の鹿島のみ。2002年の仙台を除けば上位でシーズンを終えているが、スタートダッシュの勢いがそのまま優勝につながるケースは少ないと言えるだろう。
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一方で開幕からの連続負けなし記録を見ていくと、2015年の浦和が19試合と圧倒的な数値を示した。この年浦和は無敗のまま1stステージを制したものの、チャンピオンシップで敗れて年間優勝を逃している。
13試合で2位となった2003年の名古屋は、うち引き分けが8試合と、負けないものの勝ち切れないチームだったと言える。一方、当時はⅤゴール方式が採用されており一概に比較できないものの、同じ13試合を記録した2002年の横浜FMの引き分け数はわずかに2だった。また昨季開幕から12試合無敗を続けたFC東京の記録は、歴代4位タイとなった。
連勝記録と同様に、開幕から無敗を続けたチームは、2013年の大宮を除いて、おおむね最終成績は上位となっている。優勝チームとなったのは8試合負けなしを記録した2006年の浦和のみだった。
面白いのは記録を止めたチームだ。際立つのは清水の存在だ。
2001年には磐田の8連勝をストップし、2004年には同じ磐田の連勝を6で食い止めた。同じ静岡県のライバルチームとして、意地を見せた格好だ。
さらに2006年には浦和にシーズン初黒星をつけ、2011年、2012年と、2年連続で仙台の負けなし記録も止めている。好調チームの前に立ちはだかるオレンジの壁。開幕から連勝・無敗を続けているチームと清水の対戦には要注目だ。
データ提供:データスタジアム