Jリーグの前身に当たる日本サッカーリーグ(JSL)の発足50年を讃える記念パーティーが9日都内で開かれ、かつてJSLを沸かせたスター選手や当時のチームスタッフなど関係者約700名が出席しました。
メキシコオリンピック銅メダルの立役者となった釜本邦茂氏(当時ヤンマー)やドイツ・ブンデスリーガで活躍し、日本国内でのプロ第1号選手となった奥寺康彦氏(当時古河電工)をはじめ、かつてJSLを彩った名プレーヤーが出席したほか、長年のサッカー取材功績により昨年FIFA会長賞を受賞したライターの賀川浩氏など当時の取材メディア関係者などが一堂に会し、同窓会さながらに旧交を温めました。司会進行は三菱ダイヤモンド・サッカーのMCとして有名なアナウンサー金子勝彦氏が務めました。
会ではJSLの発足に尽力した功績を讃え、当時常任運営委員を務めた西村章一氏、耳野篤廣氏、西本八壽雄氏、本間良一氏、重松良典氏(※欠席)の5名を顕彰したほか、金子氏の代読により「日本サッカーの父」として知られるデットマール・クラマー氏(現ドイツ在住)から寄せられたメッセージが紹介されました。
出席者を前に挨拶した日本サッカー協会大仁邦彌会長は「この国のサッカーの土台を築いていただいた皆さまのご尽力にあらためて感謝したい」と27年にわたるJSLの功績を讃えたほか、顕彰のプレゼンターを務めたJリーグ村井満チェアマンは「今やJリーグは世界からリスペクトされるリーグとなった。皆さまから託されたバトンをしっかりと受け継ぎ、さらなる発展に努めたい」と決意を述べています。