2020年2月8日(土) 11:00
勝つのは横浜FMか、それとも神戸か。昨季対戦データからFUJI XEROX SUPER CUP 2020の行方を占う。【FUJI XEROX SUPER CUP 2020】
本日、埼玉スタジアム2002でFUJI XEROX SUPER CUP 2020が開催される。今年の対戦カードは、昨季のJ1王者・横浜FMと天皇杯を制した神戸。横浜FMは5度目、神戸は初出場となる。もっとも横浜FMはこの大会で勝ったことがなく、ともに初優勝をかけた戦いとなる。
シーズンの到来を告げるこのFUJI XEROX SUPER CUP 2020。勝利を手にし、新たなシーズンへ弾みを付けるのは果たしてどちらのチームか。ここでは昨季の直接対決のデータをもとに、この試合の行方を占っていく。
両者は昨季リーグ戦で二度対戦し、横浜FMの2勝という結果だった。1回目の対戦となった12節は横浜FMが4-1と圧勝。58.2%対41.8%と大きく差がついたボール支配率をはじめ、シュート数、パス成功数、アタッキングサードでのパス数も横浜FMが大きく上回る結果に。神戸は6連敗中と苦境下で迎えた一戦であり、両者のチーム状態の差が如実に表れた試合となった。
二度目の対戦となった20節でも横浜FMが2-0と勝利した。もっとも支配率はほぼ互角で、シュート数では神戸が上回った。横浜FM側に退場者が出たこともあり、神戸が押し込む時間帯も生まれており、拮抗した戦いとなった。
2試合ともに通じるのは、横浜FMが前後半ともに残り15分でゴールを奪っていること。パスワークだけでなく走力にも優れるチームが終盤に力を発揮した格好だ。
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カギを握りそうなのが2試合ともにゴールを決めているマルコス ジュニオール。自在な動きでアタッキングサードを攻略する昨季得点王が今回も重要な役割を果たす可能性は高い。一方で神戸はこのストライカーをいかに封じるかがカギとなるだろう。
あくまで昨季のデータであり、ともに新たな戦力が加わっていることも踏まえれば、同様の展開となるとは限らない。神戸には昨季、清水で横浜FM相手にゴールを決めたドウグラスも加入している。両チームともに戦術的には継続路線を歩むなか、新戦力のパフォーマンスが結果を左右するファクターとなるかもしれない。
大会の歴史を振り返ると、Jリーグ王者が16勝、天皇杯覇者が10勝という結果になっている。2004年からは天皇杯優勝チーム(準優勝チームも含む)が5連勝したが、2009年からはリーグ王者が9連勝を達成。昨年もJリーグ王者の川崎Fが浦和に勝利している。
果たして今回はいかなる決着を見るのか。運命の一戦は、13時35分にキックオフされる。
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データ提供:データスタジアム