今オフの移籍市場も佳境を迎え、各チームは続々と新たな戦力を迎え入れている。
そこで今回は、編集部が注目するJ1 18クラブの新戦力を各クラブ1名ピックアップして昨季のデータをもとに紹介。新たに加わったタレントたちは、どこにストロングポイントがあるのだろうか。
前編では北から順に8チームの新加入選手の昨季スタッツを紹介していく。札幌は現時点で(1月16日現在)他のJクラブからの加入がないため、対象選手なしとなった。
鳥栖から仙台に加入したイサック クエンカは、ドリブルの項目で高い数値を示した。またスルーパスも平均値以上で、攻撃面に大きな上積みをもたらしてくれそうだ。鹿島に移籍した和泉 竜司は、複数ポジションをこなす万能型で、ドリブル、パスといった攻撃面だけでなく、タックルといった守備面でも貢献していることが分かる。
昨季J2得点王のレオナルドはシュートとスルーパス受けの項目が高かった。一人で打開するのではなく、スペースに走り込んでパスを受け、フィニッシュに持ち込む形を得意とする。浦和でも他選手との連係を構築できれば、ゴール量産となるかもしれない。
同じく昨季のJ2でブレイクした呉屋 大翔は柏に加入。シュートの項目の高さに加え、空中戦の強さも光る。鹿島からFC東京に移籍したレアンドロは、シュートなど4つの攻撃項目で平均値を上回っており、攻撃の切り札として期待が持てそうだ。
湘南から川崎Fに加入した山根 視来はシュートブロックで際立った数値を示した。新天地でも身体を張った守備でピンチを凌ぐ姿が目に浮かぶ。10年ぶりに横浜FMに帰還した水沼 宏太は、スルーパスの出し手としても受け手としても貢献できるタイプ。昨季は京都でプレーした一美 和成は、スルーパスの受け手として機能。17ゴールを挙げたフィニッシュワークも、横浜FCの新たな武器となるはずだ。
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データ提供:データスタジアム