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最後に笑うのは横浜FMか、FC東京か。優勝をかけた運命の直接対決の結末は?【プレビュー:明治安田J1 第34節】

2019年12月6日(金) 18:50

最後に笑うのは横浜FMか、FC東京か。優勝をかけた運命の直接対決の結末は?【プレビュー:明治安田J1 第34節】

最後に笑うのは横浜FMか、FC東京か。優勝をかけた運命の直接対決の結末は?【プレビュー:明治安田J1 第34節】
横浜FMは15年ぶり、FC東京は初優勝をかけて挑む最終決戦。ひと時も目の離せない一戦となるはずだ!

今季の明治安田生命J1リーグは、最後の最後に大一番が待ち受けていた。首位の横浜FMと2位のFC東京が、7日の最終節で優勝をかけた直接対決を迎える。

勝点67の横浜FMと、同64のFC東京。両者のポイント差は3で、横浜FMは勝つか、引き分けで優勝が決まる。また、たとえ敗れたとしても得失点差で大きく上回っているため、3点差以内での敗戦であれば、優勝が決定する圧倒的な優位な状況にある。一方のFC東京は4点差以上での勝利が絶対条件。奇跡の逆転優勝を目指して、立ち上がりから果敢にゴールを狙いに行くはずだ。

ただしFC東京は前節、永井 謙佑とディエゴ オリヴェイラの2トップが負傷。その状態次第ではこの試合に出場できない可能性がある。大量得点が求められるなかで看板の2トップがピッチに立てないようだと、さらに厳しい状況に追い込まれるだろう。

横浜FMは相手にゴールを与えなければ優勝が決まるが、今季のJ1リーグを席巻した攻撃サッカーを最後まで貫くだろう。引き分けではなく勝利で優勝を決めるためにも、アグレッシブな戦いを展開するはずだ。横浜FMは15年ぶり、FC東京は初優勝をかけて挑む最終決戦。果たしていかなる決着が待ち受けるのか。ひと時も目の離せない一戦となるはずだ。

3位の鹿島はアウェイで名古屋と対戦。ACL出場圏内となる3位をキープするためにも、最低でも勝点1が求められる。ここ3試合勝ちがなく、前節は神戸に完敗を喫した。得点力不足を露呈するなか、攻撃陣の奮起が求められるだろう。

その鹿島を3ポイント差で追う4位の川崎Fは、勝点3を上積みし、得失点差勝負に持ち込むことが3位浮上の条件となる。今節はアウェイで札幌と対戦。前節、横浜FM相手に4失点を喫した守備の修正がポイントとなりそうだ。

優勝・ACL出場争いだけでなく、残留争いも熾烈を極める。すでに18位の松本と17位の磐田の降格が決定したが、プレーオフに回ることになる16位争いは、いまだ決着を見ていない。

勝点35で16位の湘南は、アウェイで松本と対戦。この試合で勝利を収めれば、残留が確定する。なぜなら勝点36で15位の清水と、同36で14位の鳥栖が最終節で直接対決を迎えるからだ。勝敗がつけばいずれかのチームの勝点は36のまま。引き分けではともに勝点37となる。湘南は勝てば勝点38となるために、16位から浮上できることになる。

湘南は前々節にFC東京と引き分け、前節は広島に競り勝った。一時期の不調から脱しており、持ち前のアグレッシブなサッカーが蘇ってきた印象だ。勝てば残留が決まる分かりやすい状況なだけに、立ち上がりから積極的な戦いを示すだろう。松本の堅守を打ち砕くだけの勢いが、今の湘南には備わっている。

勝点36で15位の清水と、同36で14位の鳥栖が最終節で直接対決!果たしていかなる決着が待ち受けるのか
勝点36で15位の清水と、同36で14位の鳥栖が最終節で直接対決!果たしていかなる決着が待ち受けるのか

清水と鳥栖にとっては、厳しい状況でこの試合を迎える。清水はここ6試合勝ちがなく、前節はC大阪に惜敗。引き分けでも16位に転落する可能性があるだけに、勝点3の確保を実現したいところ。対する鳥栖は引き分けなら残留が決まる優位な状況だが、守勢に回れば相手に押し込まれる危険性もある。ハードワークを貫き、相手の隙を突くカウンターからチャンスをつかみたい。

浦和はホームでG大阪と対戦。数字上では16位に沈む可能性を残すが、大量失点で敗れない限りは残留が決まる。現在5試合勝ちがなく、前節もFC東京に追いつかれて引き分けた。今季ホーム最終戦で、来季につながる戦いを示せるか。

5位のC大阪はアウェイで大分と対戦。4位に浮上できれば、ACL出場権が手に入る可能性がある。鹿島がリーグ戦で3位以内に入り、天皇杯で優勝することが条件だ。敵地で3ポイントを掴み、ACL出場への可能性をつなぎたい。

広島はホームで仙台と対戦。ここ4試合勝ちがなく、すでに今季の6位が決定している。優勝には届かなかったものの、若手の台頭を促したポジティブなシーズンの最後を勝利で飾れるか。仙台は前節、大分に快勝を収め、残留を確定。長沢 駿の高さを生かしたサッカーで、広島相手に連勝を狙う。

リーグ戦ラストマッチとなるダビド ビジャ。27節以来ゴールがないスペインの至宝は、最後に輝きを放てるか
リーグ戦ラストマッチとなるダビド ビジャ。27節以来ゴールがないスペインの至宝は、最後に輝きを放てるか

神戸はホームで磐田と激突。今季限りで引退を表明しているダビド ビジャのリーグ戦ラストマッチとなる。27節以来ゴールがないスペインの至宝は、最後に輝きを放てるか。磐田はすでに降格が決定。それでも現在2連勝中と、最後に意地を見せた。フェルナンド フベロ監督の続投が決定したなか、J1復帰を狙う来季へとつながる戦いを示したい。

■各試合の見どころをチェック
札幌vs川崎F
浦和vsG大阪
横浜FMvsFC東京
松本vs湘南
清水vs鳥栖
名古屋vs鹿島
神戸vs磐田
広島vs仙台
大分vsC大阪

 

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