サッカーにおいて「ゴール」こそが最も注目されるポイントだが、そのゴールを演出する「アシスト」も同様に称えられるべきものだろう。そこで今回は、残り3試合となった今季の明治安田生命J1リーグのアシストランキングを掲載する(※31節終了時点。9位タイまでを掲載。5アシストで15位タイは6人)。
6アシストで9位タイに並ぶのは、チャナティップ(札幌)ら6人。チャナティップはスルーパスで5アシストと、間隙を縫う鋭いパスで鈴木 武蔵ら前線のタレントを生かしている。東 慶悟(FC東京)は先制点を5つもアシストしており、首位を走るチームにおいて重要な働きを示している。
稀代のパサーであるアンドレス イニエスタ(神戸)は、イメージに反してスルーパスでのアシストはゼロ。古橋 亨梧と好相性を見せる一方で、今季限りでの引退を表明したダビド ビジャへのアシストがひとつもないのも意外な結果と言えるだろう。
7アシスト(4位タイ)は福森 晃斗(札幌)ら5人が並ぶ。福森はCKから5つのゴールを演出しており、ルヴァンカップ決勝でも見せたプレースキックの質の高さを証明。一方、西 大伍(神戸)は正確なクロスで5つのゴールを生み出している。
2位には仲川 輝人(横浜FM)と古橋 亨梧(神戸)が8アシストで並ぶ。ともにスピードに溢れるウイングタイプで、クロスからのアシストが多いのが特徴だろう。仲川はエジガル ジュニオ、古橋は田中 順也とダビド ビジャとのホットラインを形成している。
そして9アシストでトップに立つのは、仙台の永戸 勝也だ。24歳の左サイドバックは、正確な左足から多くのゴールを演出。9アシストのうち7アシストがCKからによるもので、仙台にセットプレーという大きな武器をもたらしている。5つの先制点を生み出しているのも、このレフティの強みと言えそうだ。
残り3試合、今季の「アシスト王」に輝くのは、果たしてどの選手か。
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データ提供:データスタジアム