明治安田生命J3リーグは9月に22節から24節までの3節分が開催された。
先月に首位に立った群馬は、9月に入っても好調を維持。3戦全勝とし、首位の座を堅持した。18節からの連勝は7に伸びており、その勢いに陰りは見えない。青木 翔大、加藤 潤也、髙澤 優也が形成する強力な前線トリオが、今後も優勝争いのカギを握っていきそうだ。
同じく3戦全勝の北九州が、2位に浮上。堅守に加え、得点力も高まっており、攻守両面でよい状態にある。3試合で4得点を奪った北川 柊斗がキーマンとなるだろう。
3位の藤枝と4位の熊本も、2勝1分と無敗で乗り切った。上位4チームが勝点2差にひしめき合う大混戦のまま、勝負の10月に突入する。
5位の富山も好調を維持する。9月は3戦全勝。3試合で12得点を記録する破壊的な攻撃を示した。大谷 駿斗という若きタレントが台頭してきており、このアタッカーのパフォーマンスが今後の注目ポイントとなるだろう。
秋田も3連勝を達成し、7位に浮上。福島、八戸はそれぞれ2勝を挙げ、中位に踏みとどまっている。同じく2勝を挙げたYS横浜も、一時期の不調から脱した印象だ。
一方、相模原は3連敗。8月から続く連敗は5に伸びている。得点力不足は深刻で、この課題を解消できないようだと今後も苦戦は免れないだろう。
U-23の3チームは、いずれも3連敗。結果を出せない苦しい状況が続くなか、アピールを狙う若手たちの積極的なプレーが求められてきそうだ。