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過去データで占う昇格レースの行方 上位2チームの逃げ切り確率は79%【Jリーグ】

2019年9月21日(土) 14:45

過去データで占う昇格レースの行方 上位2チームの逃げ切り確率は79%【Jリーグ】

過去データで占う昇格レースの行方 上位2チームの逃げ切り確率は79%【Jリーグ】
残り10試合における順位・勝点をもとに、今季の昇格レースの行方を占ってみた

今季の明治安田生命J2リーグは32節までを消化し、残りは10試合となった。

シーズンが佳境を迎えるなか、注目は自動昇格とプレーオフ出場争い。2位以内、あるいは6位以内を目指した戦いはますます熾烈を極めるだろう。

下の表はJ2が22チーム制となり、プレーオフ制が導入された2012年以降の昇格争いについてまとめたもの。残り10試合における順位・勝点をもとに、今季の昇格レースの行方を占ってみた。

まず過去7シーズンの順位別勝点を見ていくと、今季の上位争いが混戦であることが理解できるだろう。今季1位の柏が勝点63に対し、平均値は68.1。2位の山形、3位の横浜FCも平均を下回る数値となっている。逆に4位以降はいずれも平均値を上回っており、各チームの差が例年以上に詰まっていることが分かる。

では、残り10試合の時点での順位は、最終順位にどのような影響をもたらしているのか。過去7シーズンにおいて32節終了時に1位だったチームが、そのまま1位をキープし、優勝・昇格を成し遂げたケースは実に6回。つまりほとんどのチームが、逃げ切りを果たしているのだ。唯一、昨季の町田は最終的に4位となったが、1位との勝点差はわずか1の大混戦だった。過去の例を見る限り、今季の柏がそのまま優勝・昇格を果たす可能性は高いと言えるだろう。

また現時点で2位以内のチームがそのまま2位以内を維持したケースは14チーム中11チームで、79%の確率で自動昇格を成し遂げている。逆に2位以内のチームが最終的に7位以下に落ちたことはなく、自動昇格を逃したとしてもプレーオフには進出できている(J1クラブライセンスを持つチームに限る)。

プレーオフ進出争いを見ていくと、32節終了時に6位以内のチームがそのまま6位以内を維持したのは42チーム中35チームで、83%と高い数値を示している。
最も低い順位から6位以内に入ったケースは2017年の千葉。残り10試合で勝点24を上乗せし、13位から6位にまでジャンプアップを果たした

勝点8差をひっくり返してのプレーオフ進出であり、順位、勝点ともに過去最大の逆転劇だった。逆に最も順位を落としたのは2012年の山形で、10試合で勝点5しか稼げず、4位から10位に順位を下げている。
ちなみに自動昇格の最大勝点差は、昨季の大分で、6ポイント差を逆転して昇格を成し遂げている。

なお、過去7シーズンの年度別獲得勝点の推移は以下の表を参照いただきたい。



データ提供:データスタジアム

 

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