明治安田生命J3リーグは3週間の中断があったため、8月は3節のみの開催となった。
首位に立ったのは、群馬だ。8月は3戦全勝で9ポイントを獲得。前月から続く連勝を4に伸ばしている。3試合で7得点と攻撃陣が好調で、なかでも3戦連続ゴールを記録した髙澤 優也が躍進を牽引している。
その群馬と勝点38で並ぶ2位の藤枝は、1勝1分1敗と思うようにポイントを積み上げられなかった。同じく勝点38で3位の熊本は、一時期の不調から脱した印象。守りに安定感が生まれ、1勝2分と無敗で乗り切った。
北九州も、復調の気配を示す。7月は未勝利に終わったが、8月は2勝1敗で6ポイントを上積みし、上位3チームに1ポイント差に迫る。攻撃面に勢いが生まれており、今後も優勝争いを演じていきそうだ。
上位4チームの争いが混迷を極める一方で、7月に4連勝を達成していた鳥取は、勢いを失った。2分1敗と1勝もできず、6位に後退。上位陣に食らいつくためにも、重要な9月を迎える。
1年でのJ1復帰を目指す讃岐は、苦境から脱せていない。それでも直近の試合ではYS横浜に勝利を収め、今後の巻き返しに期待を持たせている。
低迷していた長野は、8月に2勝を挙げて15位に浮上。逆にF東23とYS横浜は未勝利に終わり、それぞれ17位、18位に沈んでいる。
個人のパフォーマンスに目を向けると、G大23の唐山 翔自が第21節の福島戦でハットトリックを達成。16歳のストライカーが、一つ年上の塚元 大が今年6月に樹立したJリーグ最年少ハットトリック記録を更新している。