湘南ベルマーレは16日、Ｊリーグクラブとして初めて、特定非営利活動法人BeingALIVEJapanが運営する、長期治療を必要とするこどもの自立支援とコミュニティの創出を支援する「TEAMMATES」事業に参画することを発表しました。
TEAMMATES事業とは、長期療養中の児童がスポーツチームの一員として入団し、定期的に練習や試合等のチーム活動に参加する事業です。
7月14日(日)入団記者会見では契約を締結し、悪性リンパ腫で療養中の男児、高田 琥太郎(たかだこたろう)くんがチームの一員として入団することが発表されました。
今後、高田 琥太郎くんは2019シーズン終了まで、月に1～2回、定期的にチームを訪問し、多様な活動に参加。また練習への参加や、試合当日のチーム運営サポート、フロント業務の体験、そして、サポーターや同世代のアカデミー生との交流などが予定されています。なお、8月17日(土)のサガン鳥栖戦試合前に、サポーターへのスタジアムでのご挨拶を予定しています。
■入団選手について
高田 琥太郎くん（藤沢市の8歳の男の子）
3人兄弟の長男であり、ドッジボールやゲームが大好きな小学校2年生。長期入院中に湘南ベルマーレフットサルクラブに所属する久光 重貴選手が病院内で実施するフットサルイベントに参加したことをきっかけに、よりサッカーに興味を持ち、今回の入団を楽しみにしています。病気発症前は何度か湘南ベルマーレの試合を応援しており、好きなポジションがゴールキーパーで、キングベルが好き。今年3月末に8ヵ月間の長期入院を終え、今後も長期間にわたり、治療・通院が必要のため、チーム一丸となって琥太郎くんの心理面・社会面の支援をしていきます。
水谷 尚人社長は会見で「我々の理念、夢づくり、人づくりというミッションがありますが、存続の危機にあったクラブが地域の人に支えられて、また地域の人と一緒に歩ませていただいている。そういうクラブが何か少しでも地域に恩返しできるとすると、やはりこの夢づくり、人づくりなんだなと感じています。この事業で、本人もそうですけど、周りの方や接する選手たちが、人として何を感じるかということが本当に大事なことだと思っています」と話しました。
詳細はこちら
