ＪリーグYBCルヴァンカップは、19日にプレーオフステージの第1戦が行われる。グループステージの戦いを勝ち抜いた8チームが、プライムステージ進出をかけた戦いに挑む。
磐田はホームで札幌と対戦。グループステージでは順調に勝点を積み重ね、1試合を残して突破を決めた。中山 仁斗ら新戦力が台頭してきており、チームの状態は確実に高まっている。昨季はプレーオフステージでＧ大阪に敗れただけに、リベンジの気持ちも強いだろう。対する札幌はAグループを首位で通過。6試合で13得点と攻撃力が光る。得点ランクのトップに立つ鈴木 武蔵のパフォーマンスがカギを握りそうだ。
名古屋vs仙台は、攻撃的な戦いが予想される。名古屋はグループステージで11得点・11失点と出入りの激しい戦いを演じたが、特長である攻撃スタイルは維持されていた。一方の仙台は、無敗でプレーオフステージに進出してきた。攻守両面で安定した戦いを実現しており、リーグ戦でも状態を上げている。良い流れで迎えるアウェイでの第1戦で先勝できれば、8強進出の可能性はぐっと高まるはずだ。
FC東京はＣ大阪と激突する。リーグ戦では首位に立ち、このルヴァンカップのグループステージでは2連敗スタートと躓きながらも、しっかりと突破を果たした。今季のリーグ戦で初黒星を喫した相手との対戦となるが、ホームで確実に勝利を掴みたい。対するＣ大阪は、グループステージで安定感抜群の戦いを披露。ロティーナ監督の戦術は着実に浸透しており、リーグ戦でも結果を出せるようになっている。組織的な守備が機能しているだけに、アウェイでの第1戦は手堅い戦いを演じる可能性が高い。
Ｊ２勢として参加している長崎は、グループステージで札幌に次いで2位通過を果たした。最終節では横浜FMに3-1と快勝。リーグ戦でも勢いは保たれており、この第1戦でもアグレッシブな戦いを演じるはずだ。長崎の本拠地に乗り込むＧ大阪は、グループステージで首位通過を果たした。もっともその後のリーグ戦では、勝ち切れない戦いが続いている。攻撃面に不安を抱えるなか、守備に比重を置きながら、したたかにアウェイゴールを狙いたい。
■各試合の見どころをチェック
磐田vs札幌
名古屋vs仙台
FC東京vsＣ大阪
長崎vsＧ大阪
