3月9日に開幕した明治安田生命J3リーグは、すでに4節までを消化。首位に立つのは開幕4連勝を達成した北九州だ。
“昇格請負人”の異名を持つ小林 伸二監督を迎えた北九州は、開幕から安定した戦いを実現。4試合でわずか1失点と堅守がなによりの特長で、隙の無いサッカーで勝点を積み上げている。
2位につけるのはC大23だ。こちらは4試合で10得点を決めている攻撃力が売り。得点ランクのトップに立つ山田 寛人をはじめ、活きのいいアタッカー陣が、その能力をいかんなく発揮している。
1年でのJ2復帰を目指す讃岐も3勝1分と好スタートを切った。4試合でわずか1失点と安定した守備が光り、少ないチャンスを確実にものにするしたたかな戦いを実現している。同じく復帰を目指す熊本は、3節まで未勝利だったが第4節で岩手を下し、今季初勝利を挙げた。守備の安定感が備わるだけに、攻撃面が良化してくれば、勢いに乗っていきそうだ。
昇格チームの八戸も健闘している。長野と群馬を撃破し、すでに2勝を挙げた。コンスタントに得点を奪えており、さらなる浮上も十分に狙えるだろう。
石﨑 信弘体制2年目の藤枝も上々のスタートを切った。福島、岩手の東北勢も結果を手にできている。一方で鳥取、沼津の昨季の上位勢は苦戦が続く。最も苦しいのは秋田で、ここまでまだ勝利がない。2年前の優勝チームは巻き返しを狙い今季を迎えたが、なかなか結果を手にすることができていない。2年目を迎えた間瀬 秀一監督は、ここからどう立て直していくのか。その手腕に注目が集まる。