明治安田生命J1 1stステージ第11節は、10日に9試合が行われた。無敗で首位を走る浦和は、アウェイで仙台と対戦。立ち上がりに先制点を許すも、前半のうちに同点に追い付くと、55分に興梠 慎三、56分に関根 貴大が立て続けにゴールを奪い、一気に3-1と逆転に成功する。ところがその後に仙台の猛攻にさらされ、3連続失点で再逆転を許してしまった。それでも81分に興梠が同点ゴールを叩きこみ4-4。開幕から続く無敗記録を10に伸ばし、首位の座を守った。
2位のFC東京は、34分に喫した1点を取り返せずにホームで鹿島に完封負け。シュート5本と反撃の糸口も見出せないままの完敗となった。
勝てば暫定首位に躍り出る可能性があった広島は、ホームでG大阪との上位対決。押し気味に試合を進めながら60分にリンスにゴールを許し、0-1で敗戦。順位もG大阪に抜かれて4位に下げた。
3連敗中の川崎Fは、アウェイで名古屋と対戦。ホームチームをボールポゼッションで圧倒すると、前半終了間際に大久保 嘉人が決勝弾。4試合ぶりに勝点を積み上げることに成功している。
会心の勝利を挙げたのは山形。21分にロメロ フランクが先制点を奪うと、その後ディエゴが2ゴール。前節までわずか7得点だった攻撃陣が爆発し、柏を一蹴した。
前節、快勝を収めた横浜FMは新潟に勝って2連勝。鳥栖はリーグ戦初出場となった鎌田 大地のプロ初ゴールで追い付き、土壇場で松本と1-1で引き分けた。
下位に沈む清水は、70分に大前 元紀が決勝弾。神戸を2-1で下し、開幕戦以来となる今季2勝目を挙げている。最下位の甲府は湘南に0-1と敗戦。新加入のバレーも不発に終わり、今季8度目の完封負けとなった。