ＪリーグYBCルヴァンカップは、13日にグループステージ第2節が開催される。
Ａグループでは札幌がホームに長崎を迎える。前節は横浜FMと1-1でドロー。檀崎 竜孔、岩崎 悠人ら若手が経験を積み、ジェイも結果を出した。リーグ戦では好調を維持しており、その良い流れをこの試合にもつなげたいところだ。長崎は開幕戦で湘南を撃破。終了間際の逆転劇で前年王者を撃破した戦いぶりは、大きな自信となったはずだ。
その湘南はホームに横浜FMを迎える。公式戦3連敗中と苦しい戦いを強いられているが、ハードワークを軸としたアグレッシブな戦いは健在。攻撃の形はできているだけに、指宿 洋史ら前線のタレントの奮起が求められるだろう。対する横浜FMは直近のリーグ戦で、川崎Ｆとドロー。好調を維持する扇原 貴宏、大津 祐樹ら中盤の出来がポイントとなりそうだ。
Ｂグループでは仙台がFC東京と対戦。前節は鳥栖に3-1と快勝を収めた。2ゴールを挙げたジャーメイン 良にかかる期待は大きい。FC東京は柏に敗れて黒星スタートに。それでもルーキーの渡辺 剛がゴールを奪うなど、ポジティブな要素も見られた。リーグ戦でも好調を維持しており、ここからの巻き返しが期待される。
そのFC東京を撃破した柏は、今節は鳥栖をホームに迎える。前節はオルンガが2ゴールと大爆発。リーグ戦でも結果を出すこのストライカーが注目選手となるだろう。鳥栖は公式戦4連敗と苦しい戦いが続く。嫌な流れを断ち切る活きの良いタレントの台頭が望まれるところだ。
Ｃグループでは、リーグ戦3連勝の名古屋と同じく好調の大分が対戦する。名古屋は前節、神戸と引き分けたがルーキーの相馬 勇紀が2ゴールと活躍。高い攻撃センスを備えるこのアタッカーが、今節も重要な役割を担いそうだ。大分はＣ大阪に2-1と逆転勝利。こちらは公式戦2試合連続ゴール中の後藤 優介のパフォーマンスに注目が集まる。
もう1試合では神戸とＣ大阪が対戦。リーグ開幕戦でも激突した両者だが、その際にはＣ大阪が勝利を収めている。もっともその後に調子を上げてきた神戸に対し、Ｃ大阪は結果を出せない苦しい状況に陥っている。ポゼッションスタイルを標ぼうする神戸が、リーグ開幕戦のリベンジを果たせるか。“ＶＩＰトリオ”の起用法も含め、リージョ監督の手腕に注目が集まる。
Ｄグループでは清水と磐田の静岡ダービーが開催される。リーグ戦ではともに苦しい戦いが続くなか、悪い流れを断ち切るのは果たしてどちらのチームか。滝 裕太（清水）と中野 誠也（磐田）の若きアタッカー対決も、この試合の見どころとなるだろう。
前節、磐田に敗れたＧ大阪はホームに松本を迎える。リーグ戦では失点の多さが目立っているだけに、メンバーが大幅に入れ替わるとはいえ、守備組織の修正がポイントとなりそうだ。一方の松本は、前節、清水に勝利。決勝点を奪った高崎 寛之がこの試合でも重要な役割を担いそうだ。
■各試合の見どころをチェック
・Ａグループ
札幌vs長崎
湘南vs横浜FM
・Ｂグループ
仙台vsFC東京
柏vs鳥栖
・Ｃグループ
名古屋vs大分
神戸vsＣ大阪
・Ｄグループ
清水vs磐田
Ｇ大阪vs松本
