アジアカップの決勝が1日に行われ、日本代表はカタール代表に1-3で敗れ、準優勝に終わった。
立ち上がりからボールを支配した日本だったが、今大会無失点のカタールの守りをなかなか打ち破ることができない。すると12分、カタールのエース、アルモエズ アリに巧みな個人技からオーバーヘッドで決められて、先制点を許してしまう。さらに27分にはアブデルアジズ ハティムにミドルシュートを叩き込まれ、0-2。前半だけで2点のビハインドを負う苦しい展開に陥った。
後半に入ると日本はさらに攻勢を強め、相手を自陣にくぎ付けにする。そして69分、塩谷 司の縦パスが大迫 勇也につながり、その落としを受けた南野 拓実が落ち着いてループシュートを決めて、1点差に詰め寄った。
流れは完全に日本のものとなったが、83分に落とし穴が待っていた。相手にセットプレーを与えると、相手のシュートをエリア内で吉田 麻也がブロックしたと思われたが、VAR判定により手に当たったとみなされ、PKを献上。これをアクラム アフィフに決められて、再び2点差とされた。
その後日本は伊東 純也、乾 貴士ら攻撃的な選手を次々に投入し相手ゴールに迫ったが、ゴール前を固めるカタールの堅守を打ち破ることはできなかった。結局、試合は1-3のままタイムアップ。2大会ぶり5度目の優勝を目指した日本だったが、あと一歩のところで、その目標を達成できなかった。一方のカタールは、悲願の大会初優勝を飾っている。
■試合データ
日本vsカタール
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