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ルヴァンカップ決勝進出2チームを比較。ファイナルまでの道のりで、21歳以下の若手の稼働率が高かったのは?【Jリーグ】

2018年10月25日(木) 11:00

ルヴァンカップ決勝進出2チームを比較。ファイナルまでの道のりで、21歳以下の若手の稼働率が高かったのは?【Jリーグ】

ルヴァンカップ決勝進出2チームを比較。ファイナルまでの道のりで、21歳以下の若手の稼働率が高かったのは?【Jリーグ】
10月27日に埼玉スタジアム2002で決勝戦が行われる。勝敗の行方だけでなく、21歳以下の選手たちのパフォーマンスにも注目したい

JリーグYBCルヴァンカップは、10月27日に埼玉スタジアム2002で決勝戦が行われる。

決勝まで勝ち進んできたのは湘南ベルマーレ横浜F・マリノスの神奈川勢。湘南は初優勝をかけて、横浜FMは優勝を成し遂げた2001年以来二度目のタイトル獲得をかけてこのファイナルの舞台に臨む。

「全ての試合において 21歳以下の選手を1名以上先発に含める」という規定があるように、ルヴァンカップは若手の育成・強化の側面を備えた大会でもある。実際に今大会でも若手の躍動が目立っており、先日発表された「ニューヒーロー賞」には横浜FMの遠藤 渓太が選出されている。

若手の活躍がチームの躍進を左右する――。これがルヴァンカップの醍醐味の一つと言えるだろう。

では決勝に進出した両チームでは、どれだけの若手が勝ち上がりに貢献してきたのか。下の表は今大会における両チームの21歳以下の選手の出場実績をまとめたものだ。

準決勝まで計12試合を戦った湘南は、6人の選手が出場している。試合数が最も多かったのは、9試合の石原 広教。齊藤 未月と金子 大毅が8試合で続き、新井 光(5試合)、杉岡 大暉(4試合)、柴田 壮介(2試合)の順となっている。出場時間では8試合中7試合にスタメン出場した齊藤が668分でトップとなった。特筆すべきはユース所属の柴田で、16歳ながら(現在は17歳)スタメン1試合を含む、2試合に出場を果たしている。

同じく12試合を戦った横浜FMでは、9試合に出場した遠藤をはじめ、山田 康太(7試合)、吉尾 海夏(6試合)、和田 昌士(4試合)、西山 大雅(2試合)の5選手がピッチに立っている。出場した7試合すべてにスタメン起用された山田は、出場時間では遠藤を上回る605分を記録し、トップとなっている。


チーム全体で比較しても、21歳以下の選手の出場割合は、「出場試合」、「出場時間」、「スタメン起用」のいずれの項目でも湘南が横浜FMを上回る結果となった。また「ゴール数」も3で、ひとつもなかった横浜FMを上回った。

湘南はすべての項目で今大会平均値よりも高く、21歳以下の選手たちの力が、決勝進出の原動力となっていることが分かる。

決勝では、U-19アジア選手権に参戦中のU-19日本代表に選出されている選手たちは出場できないが(横浜FM=山田、湘南=齊藤、石原)、両チームともに今大会で経験を積み、成長を遂げてきた若手の存在がある。果たして栄えあるカップはどちらのチームの手に渡るのか。勝敗の行方だけでなく、21歳以下の選手たちのパフォーマンスにも注目したい。

データ提供:データスタジアム

 

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