明治安田生命J2リーグは30日に第35節の5試合が開催され、首位の松本は山形と引き分け、足踏みを強いられている。
山形の本拠地に乗り込んだ松本は、高崎 寛之のゴールなどで前半のうちに2点を先行。しかし後半立ち上がりに2点を返され同点に追いつかれると、64分にオウンゴールで勝ち越したものの、後半アディショナルタイムに失点し、土壇場で勝利を逃した。勝点1を加えた松本は首位の座を守ったものの、2位以下との差を引き離せなかった。
アウェイで栃木と対戦した東京Vは、0-0で迎えた87分、3分前にピッチに立ったばかりの林 陵平が値千金の決勝ゴールをマーク。劇的な展開で勝利を収め、5位に浮上した。ホームに山口を迎えた横浜FCは開始早々に失点すると、一度はイバのゴールで追いついたものの、後半にも2失点。アディショナルタイムに1点を返したが一歩及ばず、2-3で敗戦を喫した。横浜FCは東京Vに交わされ、6位に転落。一方の山口は15試合ぶりの勝利となった。
金沢はスコアレスで迎えた後半に、藤村 慶太と金子 昌広にゴールが生まれ、2-0で岐阜に勝利。2連勝で13位に順位を上げた。敗れた岐阜は12試合勝利なしとなった。京都は田中 マルクス闘莉王の2ゴールなどで熊本に4-0と快勝。勝点を34に伸ばし、残留争いから一歩抜け出している。
なお、同日に開催予定だった徳島vs甲府、讃岐vs町田の2試合は台風の影響で中止となっている。
■試合データ
山形vs松本
栃木vs東京V
横浜FCvs山口
金沢vs岐阜
熊本vs京都