本文へ移動

最多勝点を獲得した広島が独走態勢を築く。広島を止めたC大阪がじわりと浮上【マンスリーレポート(5月):明治安田J1】

2018年5月31日(木) 18:54

最多勝点を獲得した広島が独走態勢を築く。広島を止めたC大阪がじわりと浮上【マンスリーレポート(5月):明治安田J1】

最多勝点を獲得した広島が独走態勢を築く。広島を止めたC大阪がじわりと浮上【マンスリーレポート(5月):明治安田J1】
2位に9ポイント差をつけての独走状態の広島。中断明け以降も堅守を軸とした戦いで着実に勝点を積み上げていくだろう

広島の独走が続く、今季の明治安田生命J1リーグ。5月も最多勝点を稼いだのはこの首位チームだった。

5月は4試合を戦い、3勝1敗で9ポイントを獲得。清水、神戸、仙台と中位のチームに対して確実に勝利を収めた。一方で、直近の15節では終盤に隙を見せて、C大阪に0-2と敗戦。今季ふたつ目の黒星を喫した。それでも2位に9ポイント差をつけての独走状態に変わりはなく、中断明け以降も堅守を軸とした戦いで着実に勝点を積み上げていくだろう。

2位のFC東京は5月を負けなしで乗り切ったものの、1勝3分けと勝ち切れなかった。4戦無失点の堅守が際立つ一方、得点もわずかにふたつのみ。好調を支えていたディエゴ  オリヴェイラに当たりが止まっており、この得点源の爆発が広島追走のためのポイントとなりそうだ。

3位の川崎Fは2勝2敗と出入りの激しい5月となった。浦和、FC東京に連敗を喫したものの、柏、清水に連勝を収め、反撃の狼煙を上げている。昨季王者が今後、どのように巻き返していくのか。中断明けの戦いに注目が集まる。

5月を2勝1分と好成績を残したC大阪。昨季の躍進を支えた堅守が蘇ってきており、さらなる浮上も狙えるだろう
5月を2勝1分と好成績を残したC大阪。昨季の躍進を支えた堅守が蘇ってきており、さらなる浮上も狙えるだろう

C大阪は、第14節の鹿島戦が7月25日に開催されるため、5月は3試合のみとなったが、広島の連勝をストップするなど、2勝1分と好成績を残した。支配率で相手に上回れる試合が増えているが、昨季の躍進を支えた堅守が蘇ってきており、さらなる浮上も狙えるだろう。

好調を維持していた札幌は、やや足踏みを強いられている。痛かったのは15節の神戸戦。0-4の完敗を喫し、無敗記録が11でストップした。上位争いに踏みとどまるためにも、今一度守備組織の再構築を実現したいところだ。

神戸は直近の2試合で連勝を飾り、6位に浮上。イニエスタの加入が決定し、ポドルスキの復帰も見込まれる中断明けで最も注目されるチームとなることは間違いない。

仙台、磐田、柏、清水といった中位陣は波に乗り切れず、復調の兆しを見せていた鹿島も直近の試合で仙台に競り負け、浮上のチャンスを逸している。

オズワルド オリヴェイラ監督が就任した浦和は、安定した守備組織を手に入れた一方で、得点力不足を露呈。3試合連続無得点と攻撃面に不安を覗かせている。

湘南は5月に入り3連敗を喫したものの、15節の磐田戦では勝負強さを示し、勝利を収めた。横浜FMは15節の長崎戦で5ゴールを奪う大勝を収め、標榜する攻撃スタイルが徐々に成果を生み出している。

その横浜FMに大敗を喫した長崎は、健闘を見せていたものの、5月は1勝に留まり、ずるずると順位を下げている。逆に降格圏に沈んでいたG大阪と鳥栖は、復調の気配を示しており、今後の巻き返しに期待がかかる。

最下位に沈む名古屋は、C大阪、横浜FMに引き分け、3月以来の勝点を手にしたものの、その後、長崎、柏に連敗。実に12試合も白星から見放されており、苦境から抜け出せていない。15試合で30失点を喫する守備をいかに改善していくのか。中断期間の取り組みが、今季の成否を決することとなるかもしれない。

J1リーグは15節を終えて、ワールドカップ中断に突入。6月は試合が開催されず、再開戦となる16節は7月18日に開催される。

明治安田生命J1リーグ結果(5月)

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

J.LEAGUE TITLE PARTNER

J.LEAGUE OFFICIAL BROADCASTING PARTNER

J.LEAGUE TOP PARTNERS

J.LEAGUE SUPPORTING COMPANIES

TOP