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無敗で首位を走る広島は好調の横浜FMを迎え撃つ。昨季王者と2冠チームの激突は今節最大の注目マッチに【プレビュー:明治安田J1 第7節】

2018年4月11日(水) 14:08

無敗で首位を走る広島は好調の横浜FMを迎え撃つ。昨季王者と2冠チームの激突は今節最大の注目マッチに【プレビュー:明治安田J1 第7節】

無敗で首位を走る広島は好調の横浜FMを迎え撃つ。昨季王者と2冠チームの激突は今節最大の注目マッチに【プレビュー:明治安田J1 第7節】
無敗で首位を走る広島と3戦負けなしと好調を維持する横浜FM。両チームの守護神の活躍が勝敗を決すだろう

過密日程が続く明治安田生命J1リーグは、11日に第7節の9試合が開催される。

無敗で首位を走る広島は、ホームに横浜FMを迎える。現在2連勝中で、4試合連続無失点と安定した守備はますます強固さを増している。得点の少なさが気がかりながら、今節も1点を守り抜くサッカーで3連勝を狙う。対する横浜FMも3戦負けなしと好調を維持。前節は1点のビハインドを追い付いて、川崎Fと引き分けている。アグレッシブなスタイルが売りながら、ここ3試合で1失点と守備も安定する。果たしてどちらの守備力が勝るのか。1点争う緊迫した戦いが繰り広げられそうだ。

川崎FvsC大阪はFUJI XEROX SUPER CUPの再戦に。その試合ではC大阪が勝利したが、昨季のリーグ王者と2冠を成し遂げたチームの対戦とあって、ハイレベルな攻防が展開されるだろう。川崎Fはここ2試合勝ちがなく、調子は下降気味。決定力不足を露呈した前節の反省を生かしたいところ。対するC大阪は2連勝と調子を上げている。杉本 健勇ら攻撃陣が好調を維持しているだけに、川崎Fのプレッシャーを上手くいなすことができれば、試合を優位に進められるはずだ。

3位の仙台はアウェイで名古屋と対戦。前節は浦和に競り負け、今季初黒星を喫しており、巻き返しの一戦となる。隙を見せた立ち上がりの戦い方に修正を施したい。対する名古屋は3連敗で15位に沈む。前節は札幌に0-3と完敗。怪我人が続出するなかで、これまで出番の少なかった選手たちが意地を示せるか。悪い流れを断ち切る一戦としたい。

3連勝で4位に浮上したFC東京。ディエゴ オリヴェイラを中心に攻撃陣が絶好調だ
3連勝で4位に浮上したFC東京。ディエゴ オリヴェイラを中心に攻撃陣が絶好調だ

3連勝で4位に浮上したFC東京は、ホームで鹿島と対戦。前節は長崎に5ゴールを奪っての快勝を収めた。ここ2試合で8得点と攻撃陣が絶好調で、前節ハットトリックを達成したディエゴ オリヴェイラを中心に、相手を押し込むサッカーを狙う。一方の鹿島は前節、終了間際の失点で湘南に敗れ、12位に転落した。耐えきれなかった守備面の課題もさることながら、ここまで3得点しか奪えていない攻撃面の改善が最大のテーマに。前節、初ゴールを奪った鈴木 優磨をはじめ、攻撃陣の奮起が何より求められるだろう。

清水はホームに長崎を迎える。ここ3試合勝利がなく、前節は磐田との静岡ダービーで勝ち切れなかった。ここ3試合でわずか1得点と、決定力不足を露呈しており、開幕当初に見せた勢いを取り戻したいところ。長崎は前節、FC東京に完敗。5失点を喫した守備の修正はもちろん、持ち味とするショートカウンターの精度を高め、今節こそ初勝利を掴みたい。

3戦負けなしと好調の札幌はホームで湘南と対戦。ポゼッションスタイルの精度が向上するなか、FW陣の決定力も高まっており、結果を出せるチームへと着実に進化を遂げている。ここ2試合は無失点と守備陣も好パフォーマンスを見せており、さらなる浮上も十分可能だろう。対する湘南は、前節終了間際の一撃で、鹿島を下した。劇的なシナリオで開幕戦以来の勝利を手にしており、上昇ムードを描きつつある。札幌のパス回しに粘り強く対抗し、鋭いカウンターから好機を生み出す。そんな展開に持ち込めれば、勝機は高まるはずだ。

鳥栖vs柏はともに前節黒星を喫したチーム同士の対戦に。C大阪に力負けした鳥栖は、ミスから失点する場面が目立っており、プレー精度の向上を実現したいところ。広島の堅守を崩せなかった柏は、前節不発に終わったクリスティアーノらFW陣の爆発が求められる。ともに状態は良いとは言えないなか、巻き返しのきっかけを掴むのは果たしてどちらのチームか。

前節、初勝利を挙げた浦和。独力でゴールをこじ開けた興梠に注目が集まる
前節、初勝利を挙げた浦和。独力でゴールをこじ開けた興梠に注目が集まる

前節、初勝利を挙げた浦和は連勝をかけて神戸の本拠地に乗り込む。仙台に押し込まれながらも、立ち上がりに奪ったゴールを守り切った。大槻 毅監督に代わり、闘う姿勢が蘇りつつあるだけに、今節もハードワークが浦和のよりどころとなる。対する神戸は、前節、終了間際のゴールでG大阪を下した。ポゼッションスタイルが形となりつつあるなか、今節もボール保持で上回る戦いが予想される。そのパス回しをいかにシュートチャンスに結び付けられるかが、大きなテーマとなるだろう。

1分5敗で最下位に沈むG大阪は、早くも正念場を迎えている。大敗はないものの、勝負所でもろさを露呈する戦いが続いており、90分を通しての安定性が何より求められる。課題の守備面には改善が見られているだけに、好調のファン ウィジョを有効活用し、勝利の可能性を高めたいところだ。対戦相手の磐田は14位と低迷するも、ここ4試合は負けなしと状態は悪くない。課題は得点力不足。前節も相手を押し込みながらも決めきれなかっただけに、川又 堅碁ら攻撃陣のパフォーマンスが大きなカギを握るだろう。

■各試合の見どころをチェック
札幌vs湘南
FC東京vs鹿島
川崎FvsC大阪
清水vs長崎
名古屋vs仙台
G大阪vs磐田
神戸vs浦和
広島vs横浜FM
鳥栖vs柏

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