本文へ移動

首位をひた走る岡山はホームで愛媛と激突。注目は水戸vs町田の上位対決【プレビュー:明治安田J2 第7節】

2018年3月30日(金) 13:00

首位をひた走る岡山はホームで愛媛と激突。注目は水戸vs町田の上位対決【プレビュー:明治安田J2 第7節】

首位をひた走る岡山はホームで愛媛と激突。注目は水戸vs町田の上位対決【プレビュー:明治安田J2 第7節】
"ウノゼロ"で勝ち点を積み重ねる岡山。今節も後藤(左)を中心とした守備陣が愛媛の攻撃を完封するか

無敗で首位を走る岡山の強さが際立つ今季の明治安田生命J2リーグ。その首位チームは今節、ホームで愛媛と対戦する。
6試合で1失点と堅守が光る岡山は前節も甲府に1-0と勝利。ここまで5勝のうち4勝が1-0と、堅い守りをベースに接戦をものにする勝ちパターンが生まれている。今節も手堅いサッカーを展開し、3連勝を狙う。対する愛媛は21位と苦しい状況にある。11失点を喫する守備の改善が最大のテーマに。岡山の堅守を打ち破るためには攻撃面の積極性も打ち出したい試合となる。

2位の町田はアウェイで3位の水戸と対戦。岡山を追いかける2チームの直接対決となった。町田は前節、金沢とドロー。苦しい展開となったがアウェイで勝点1を確保できたことを前向きに捉えたい。一方の水戸はここ2試合勝ちがなく、状態は下降気味。守備の改善は図られているだけに、攻撃パターンのバリエーションを増やしたいところだ。

攻撃スタイルで今季のJ2を盛り上げている山口は、山形の本拠地に乗り込む。前節は後半アディショナルタイムの2ゴールで松本に追いつき引き分けた。失点の多さは気がかりながら、魅力的な攻撃サッカーの勢いはさらに増しており、今節もアグレッシブなサッカーを披露してくれそうだ。山形は3試合勝利がなく、苦しい戦いが続いている。もっとも失点が多かったなか、前節は東京Vの猛攻をゼロに凌ぎ、守備面の改善を示している。山口の攻撃にどこまで耐えられるかが、今節のポイントとなるだろう。

前節、スーパーゴールを決めたMF宮阪(大分)。対する千葉も攻撃陣が好調なだけに打ち合いが予想される
前節、スーパーゴールを決めたMF宮阪(大分)。対する千葉も攻撃陣が好調なだけに打ち合いが予想される

2連勝で5位に浮上した大分はホームに千葉を迎える。前節は宮阪 政樹のスーパーゴールなどで讃岐に勝利。追いつかれて突き放す勝負強さを示しており、さらなる上昇も期待できる。一方の千葉も2連勝とエンジンがかかってきた。前節も京都に快勝を収め勢いに乗る。ともに攻撃面に特長のあるチームだけに、多くのゴールが生まれる試合となりそうだ。

新潟は熊本の本拠地に乗り込む。前節はボール支配率で劣りながら、31分に生まれた河田 篤秀のゴールを守り抜き、徳島に競り勝った。集中した守備と少ないチャンスをものにする勝負強さを示し、着実に勝点を積み上げている。一方の熊本は前節、栃木に0-1と敗戦。こちらは押し込みながらも決定力を欠いて敗れている。新エースとして存在感を示す皆川 佑介のパフォーマンスがカギを握りそうだ。

横浜FCはホームで金沢と対戦。前節は決定打を欠き、水戸とスコアレスドローに終わった。堅守は保たれているだけに、前線の奮起が求められる。金沢は開幕以来勝利がなく、ここ3試合はすべて引き分けと勝ち切れていない。追いつかれて引き分ける展開が多いだけに、1点を守り抜く粘り強さを示したいところだ。

徳島vs東京Vはスペイン人指揮官対決として注目が集まる。昨季も名勝負を演じた両者の対決であり、質の高いサッカーが展開されるだろう。徳島は前節、新潟に敗れ連勝が3でストップしたものの、ボール支配率では圧倒し、攻撃的な姿勢を保っている。一方の東京Vは今季負けなしながらも4引き分けと勝ち切れない試合が目立つ。課題の得点力不足を解消できるかが、大きなテーマとなるだろう。

現在11位と調子の上がらない福岡は、ホームに栃木を迎える。3試合勝利がなく、前節は大宮に競り負けた。持ち前の堅守を取り戻すことが巻き返しのポイントとなるはずだ。一方の栃木はここ3試合負けがなく、状態を上げている。前節も少ないチャンスをものにして熊本に1-0と勝利。守備の整備が図られたことが好転の要因であり、今節も堅守をベースに素早いカウンターから得点機を窺うだろう。

攻撃スタイルが徐々に成果をあげている岐阜。ハットトリックを達成した田中が今節も活躍なるか
攻撃スタイルが徐々に成果をあげている岐阜。ハットトリックを達成した田中が今節も活躍なるか

岐阜はホームに甲府を迎える。攻撃スタイルが徐々に成果を生むなか、前節は愛媛に3-1と快勝。ハットトリックを達成した田中 パウロ淳一が今節も注目選手となる。対する甲府は2連敗と苦しんでいる。6試合でわずか3得点の攻撃面が大きな課題。タレントは揃うだけに、より積極的な戦いを示したいところだ。

松本は今季未勝利で20位に沈む。前節も終盤の2失点で勝ち切れず、嫌な流れを払しょくできなかった。決して内容は悪くないだけに、まずはひとつ勝利を手にし、巻き返しを実現したい。対戦相手の大宮も13位と中位に留まる。前節は福岡に競り勝ち流れを掴みつつある。もっとも失点の多さが気がかりで、石井 正忠監督が求める能動的な守備を実現することが、浮上のためのポイントとなりそうだ。

19位に沈む京都は、ホームに讃岐を迎える。ここ2試合はともに完封負けと、攻撃陣に元気がない。全試合で失点を喫する守備も課題で、攻守両面の改善が求められている。対する讃岐は4連敗で最下位に沈む。ここ4試合で11失点を喫する守備をいかに修正できるかがポイントに。ともに苦戦が続く両者だけに、結果はもちろん、今後の巻き返しを実現し得るポジティブな成果も手にしたいところだ。

■各試合の見どころをチェック
山形vs山口
京都vs讃岐
松本vs大宮
熊本vs新潟
水戸vs町田
横浜FCvs金沢
岐阜vs甲府
岡山vs愛媛
徳島vs東京V
福岡vs栃木
大分vs千葉

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

J.LEAGUE TITLE PARTNER

J.LEAGUE OFFICIAL BROADCASTING PARTNER

J.LEAGUE TOP PARTNERS

J.LEAGUE SUPPORTING COMPANIES

TOP