25日に行われた明治安田生命J2リーグ第6節で衝撃のゴールが生まれた。
カマタマーレ讃岐と大分トリニータの一戦。32分、ハーフウェイラインやや手前で大分の選手がファウルを受ける。するとすぐさまリスタートした宮阪 政樹のキックは、そのまま讃岐ゴールへ向かってぐんぐんと伸びていき、前目に位置取っていた相手GK清水 健太の頭上を越えてネットに吸い込まれたのだった。
宮阪の素早い判断と、正確かつパワフルなキック力がもたらしたスーパーゴールは、チームに勝点3をもたらす価値ある一撃となった。
データスタジアム調べによると、このシュートの距離は58.4メートル。なかなか決めることのできない超ロング弾だが、実は宮阪は過去にも同じようなゴールを決めていた。
2014年9月28日に行われたJ2リーグ、山形vs讃岐。当時山形に所属していた宮阪は、同様にハーフウェイライン付近から直接FKを叩き込んでいる。その距離は58.9メートルで、今回のゴールを上回るものだった。
ちなみに、2008年以降のJリーグにおける最長シュートは92.9メートルで、村山智彦(松本)が山形を相手に決めたもの。2位は土井康平(盛岡)の66.3メートル、3位は岡崎 慎(F東23)の65.2メートル、4位は増谷幸祐(琉球)の64.8メートルで、J1での最長は2012年に生まれた青山敏弘(広島)の64.6メートルとなっている。今回の宮阪のゴールは11位に位置づけられている。
●Jリーグ ゴールまでの距離ランキング
特筆すべきは宮阪のゴールの内訳だ。これまで決めたゴールは計23得点で、うち16が直接FKなのだが、前述した2本の50メートル超のゴール以外にも、40メートル弾が1本、30メートル超が4本と、数々のロングシュートを決めているのである。
●宮阪 政樹 ゴールまでの距離ランキング (全24ゴール)
達人の域に達する宮阪のロングキックは、今季のJ2リーグで注目したいポイントと言えるだろう。
データ協力:データスタジアム