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EASTはFC東京が前年覇者の青森山田を打ち破り、逆転でEAST王者に輝く!WESTは神戸が首位の座を守り、4年ぶりの優勝!【高円宮杯U-18 サッカーリーグ2017 第18節】

2017年12月12日(火) 16:02

EASTはFC東京が前年覇者の青森山田を打ち破り、逆転でEAST王者に輝く!WESTは神戸が首位の座を守り、4年ぶりの優勝!【高円宮杯U-18 サッカーリーグ2017 第18節】

EASTはFC東京が前年覇者の青森山田を打ち破り、逆転でEAST王者に輝く!WESTは神戸が首位の座を守り、4年ぶりの優勝!【高円宮杯U-18 サッカーリーグ2017 第18節】
FC東京はクラブ初となるプレミアリーグEASTの優勝をつかみ、チャンピオンシップの出場権を獲得しました。

高校年代の日本一を決める高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグの第16節が、12月10日 (日)の13時に各地で一斉開催されました。

第18節の結果は下記の通りです。カッコ内は会場。

[EAST]
浦和レッドダイヤモンズユース 1-1 鹿島アントラーズユース[浦和駒場スタジアム]
大宮アルディージャユース 2-2 京都サンガF.C. U-18[東洋大学朝霞キャンパスグランド]
市立船橋高校 2-0 横浜F・マリノスユース[船橋市法典公園(グラスポ)球技場]
FC東京U-18 3-2 青森山田高校[東京ガス武蔵野苑多目的グランド(人工芝)]
清水エスパルスユース 1-2 柏レイソルU-18[清水ナショナルトレーニングセンター(J-STEP)]

「これからこの教訓をどう生かしていくかが全て」と試合後振り返った平岡監督(清水ユース)
「これからこの教訓をどう生かしていくかが全て」と試合後振り返った平岡監督(清水ユース)

[監督・選手コメント]
平岡 宏章監督(清水ユース)
半径3メートルくらいしか見えていないのではないかというくらい緊張した入りで、案の定、先に失点してしまいました。後半はよく盛り返してくれたと思いますが、2点目のような失点をしているようでは優勝はないのかなと思います。平墳が入ってから一瞬にして雰囲気が変わって、いい流れになりましたが、「さあ、これから」という時に失点をしてしまった。後期の頭のFC東京戦も2-0から最後追いつかれていますし、前節の青森山田戦はアディショナルタイムに追いつかれています。18試合のトータルなので、そういう試合を落としているようでは、優勝はできないのかなと。これからこの教訓をどう生かしていくかが全て。僕自身も含めて何かが足りなかった。その何かを原因究明して次につなげたいです。

FW #9 平墳 迅選手(清水ユース)
今日も今までのように点を取ってやろうと思っていたのですが、チームに貢献できなくて、それで負けてしまったのは本当に悔しいです。自分はチームのために体を張って、ボールを収めて、点を取るだけ。勝ちにこだわっていたので、けがのことなんて考えていられませんでした。0-1で負けている状況で、勢いがなく、ゴール前まで行けていませんでした。自分がどんどん仕掛けてゴールに近づけたかった。勢いをもたらせしてくれと指示がありました。自分が最後決められなかったことが敗因だと思うので、そういうところを磨いていかなければいけません。この先、トップチームに上がって、苦しい状況の時にチームを助けられる選手になりたいと思っています。こういう悔しい思いをしたくないので、練習から決めるところは決められるようにしたいです。

永井 俊太監督(柏U-18)
エスパルスの優勝が懸かった試合で対戦できたことは光栄でした。僕たちはプレミア残留が決まっていて、リラックスしていいゲームができましたし、選手たちは相手をリスペクトして本気で戦ってくれた。それが本当に良かったです。今までやってきたことや、これからのサッカー人生の糧になるようなゲームだったと思います。ただ、普通の一試合だということは確認して試合に臨み、モチベーションは選手自身の成長というところだけでした。シーズンをとおしていろいろなチャレンジをする中でみんな頑張ってくれた。自分の成長というところに目を向けてプレーしてくれました。

MF #7 鯰田 太陽選手(柏U-18)
今日のゲームが最後ということで、全員で全力を出し切ってチーム一丸となって勝てたと思います。勝った瞬間は本当に今日が最後なんだなと思って涙が出てしまいました。終盤は受けに回ったら絶対に攻められると思ったので、攻める意識を持って戦いました。(得点シーンは)とにかくふかさないことを意識して狙って蹴りました。あまり多く決めていない得点パターンですが、キックは自分の持ち味なので、自信を持って蹴りました。この一年間で走り切ることや一対一で負けないこと、そして頑張るという、一試合に懸ける思いというものが培えたと思います。

佐藤 一樹監督(FC東京U-18)
この試合に懸ける選手たちの思いが感じられるゲームとなりました。試合に臨むにあたって「自分たちが積み上げてきたサッカーを出し切ろう」「自分たちの良さを出すことが結果的に相手の良さを消す。受け身にならず、常に先手をとって主導権を握っていこう」と話しました。前半からハイペースに感じられましたが、相手のハイプレスをかいくぐってクオリティーを発揮し、激しさや球際、空中戦も対等に渡り合い、自分たちのサッカーが表現できた時間は長かったようにも思います。昨年は最終節で敗れ、先輩たちが宿題を残してくれました。それを一年越しにクリアしましたが、その意味では、今年一年だけでつかんだタイトルではありません。歴代の選手や監督・スタッフ、そして本当に熱いサポーターが声援を送ってくださり、そのような人々の思いが実を結んだのではないかとも思います。何より、青森山田と清水のおかげで我々はここまで来ることができました。2チームに敬意を表し、今後も切磋琢磨し、互いにさらに成長を続けていきたいと思います。

DF #3 篠原 新汰選手(FC東京U-18)
集大成として積み上げてきたものを出し切ること、そしてラストゲームになるかもしれないからこそサッカーを楽しもうという2点をチームで共有し、一丸となって戦うことができました。僕たちは青森山田には一度も勝ったことがなく、ただ勝ちたいという気持ちが強かった。その気持の強さにプラスして、ずっと追い求めてきたチームの「質」の部分を落ち着いて発揮できたと思います。1失点目は相手のシュートが僕の足に当たってゴールに入りました。その時、すぐに「オレのせいだ!」と声を掛けました。ここで下を向けばチームの士気が下がるし、相手も必ず勢いに乗ってくる。そこで、失点に関して焦ったり、考え過ぎることなく、もう一度、自分たちがやるべきことをやろうと発信したかったからです。運もありましたが、自分たちの年代で優勝できたことは本当にうれしく思います。チャンピオンシップに向けて、EASTの10チームの代表としてもしっかりと闘う姿を見せたいです。

黒田 剛監督(青森山田高校)
FC東京のメンバー個々のスキルや質、選手層は我々より上。そこに差がある中で、どのように勝ちに持っていくか、そこが焦点となる一戦でした。そのためには最少失点で抑えること、決定機をいかにものにできるかが問われることになりますが、立ち上がりから緊張感があり、雰囲気に飲まれたのか、頭が真っ白になっているような選手も見受けられました。失点の仕方も、少しのポジショニングや最後の1対1の詰めなどに甘さがありました。リスタートを含め、前半から決定的なチャンスはありましたが、そこで決めることができるか、またトレーニングで積んできたことをぬかりなく発揮できるかどうかが、勝敗に響いたと思います。後半最後はチームとしてずいぶん良くなりましたが、結果として3位に終わった悔しさを忘れず、教訓にしなければいけないと感じています。けれども、さほど強くはない我々のチームが3年連続で最終節まで優勝争いをし、ここまでやれることを示せたのは誇りに思います。高体連のチームとしての気概を見せ、他のチームの励みにもなるように、次なるステップに進みたいと思います。

DF #4 小山内 慎一郎選手(青森山田高校)
僕たちにも優勝の可能性があった中、敗戦という結果に終わり、率直に悔しい気持ちが大きいです。ただ、前節の清水戦もラインが少し下がりすぎたところがあり、それを改善するためのミーティングを重ねてきましたが、それが改善できず、今日も打ち合いになってしまいました。終盤は勢いも出て追い上げることができましたが、あのような攻守を前半の立ち上がりから、あるいは一試合をとおしてできればいいのですが、それができないのが今の自分たちの弱さ。大事な終盤の2試合に勝ち切ることができず、力のなさを痛感しています。キャプテンとして、そしてセンターバックとしてもコーチングをしなければならない立場ですが、それができずに責任も感じます。ただし、この敗戦を無駄にしたくはありません。全国高等学校サッカー選手権大会に向けてもっと激しく、厳しく、強くなれるように、一回りも二回りも変われるように努めていきたいと思います。

[WEST]
ガンバ大阪ユース 1-0 米子北高校[OFA万博フットボールセンター]
阪南大学高校 0-1 ヴィッセル神戸U-18[阪南大学高見の里グラウンド]
サンフレッチェ広島F.Cユース 1-0 神戸弘陵学園高校[吉田サッカー公園]
アビスパ福岡U-18 5-1 大津高校[雁の巣レクリエーションセンター]
東福岡高校 2-0 セレッソ大阪U-18[東福岡高校]

神戸が首位の座を守り、4年ぶりの優勝を果たしました。
神戸が首位の座を守り、4年ぶりの優勝を果たしました。

[監督・選手コメント]
濵田 豪監督(阪南大学高校)
勝てるチャンスがあったので残念ですが、最後にこうしてホームで、緊張感がある中でサッカーができるのは幸せなことです。それをいい方向にとらえてプレーできたと思います。相手にプレッシャーがかかっている中、時間が経てば経つほどチャンスがありましたが、そこで決めきれないのが今年のこの選手たちの課題でもあります。守備では、最後は足がつって大変でしたが、選手がしっかり頑張りました。攻撃面でも割り切って、前線の選手の良さが出せたと思います。

DF #4 吉田 伸弘選手(阪南大学高校)
ホームで優勝を決められるのは嫌でしたし、僕たちは選手権(全国高等学校サッカー選手権大会)に出られず今日が最後の試合なので、絶対に勝って終わろうと話をしていました。前期は1試合も勝てず苦しかったですが、インターハイ(全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会)で全国大会に行ってからはチームとして何をすべきか明確に見えてきて、それが後期になってやっとできるようになりました。昨年の3年生にプレミアリーグに上げてもらったので、プレミアという場を今の1、2年生に残せたことはうれしいですし、最低限の責任は果たせたかなと思います。

野田 知監督(神戸U-18)
阪南大高校に上手く守られ、ゴールを割るのは難しいかなという展開でしたが、ゴールが生まれ、優勝できてホッとしています。広島がリードしているのは知っていたので、何とか1点取って上回らないと心の中では思っていましたが、選手を動揺させないよう冷静なふりをしていました。今年のチームはテクニカルな選手よりもフィジカルな部分や気持ちを出せる選手が多いのですが、1試合1試合成長する中で、技術的な部分もついてきたという感じがしています。選手たちがひたむきに一生懸命やってくれた結果なので、褒めてあげたいです。ただもう1試合あるので、浮ついた気分にさせないように締めながら、1週間しっかり準備をしたいです。4年前はPKで敗れているので、今回は日本一を狙っていきたいと思います。

DF #6 谷川 勇磨選手(神戸U-18)
後ろの選手は必ず失点をせず守ってくれる、前の選手も必ず点を取ってくれると信じていたので、何の迷いもなくプレーすることができました。優勝が決まった瞬間は、ここまで自分たちを成長させてくださった指導者の方、支えてくれた家族、メンバーに入れなかった選手への感謝の気持ちが思い浮かびました。今年は才能豊かな選手が多く、自分はキャプテンとしてコーチングやポジショニングでうまくバランスを取りながら、チームの力を最大限に引き出すことに徹してきました。それが、残留が目標と言われたチームが、チーム史上最多勝点で優勝できた要因だと思います。苦しいスタートでしたし、自分自身もうまくいかないことが多くありましたが、最後に優勝という結果を手に入れることができ、努力は裏切らないんだとあらためて感じました。

広島は逆転優勝を果たせず2位でシーズン終了しました。
広島は逆転優勝を果たせず2位でシーズン終了しました。

沢田 謙太郎監督(広島ユース)
前期は押し込みながら、一点が奪えずカウンターを受ける試合が多かったのですが、判断や技術が向上し、リスクを回避しながらうまく戦えました。ただ、前半のうちにきっちり決めていれば、勝てたと思いますし、一点を奪った後の良い時間帯に決めていれば、また違った結果になっていたと思います。できれば、彼らと少しでも長くやりたかった。タイトルが取れなかったことよりも、優勝してチャンピオンシップに出場することで、もう1週間一緒にできなかったことが悔まれます。

FW #11 明比 友宏選手(広島ユース)
得失点での勝負になると思っていました。まずは勝つことを意識していたのですが、前半たくさんのチャンスがあった中で、自分たちフォワードが決めることができませんでした。あとわずかのところで優勝を逃がし、1試合の重み、1点の重みを改めて感じる大会になりました。この試合だけでなく、1年間積み上げた結果が2位という成績になったと思います。僕たちの学年は、上手いと言ってもらえていたのですが、結果として何もつかめなかったので、後輩たちには上手さだけでなく、日頃の生活から全員が本気で日本一を目指すような意識を持ってほしいです。

谷 純一監督(神戸弘陵学園高校)
しっかり守備をして、少ないチャンスを決めるというゲームプランで挑みました。何度かピンチはありましたが、前半を無失点に抑えることができまたし、昨年と今年で4回対戦した広島を初めて脅かすことができたのは成長だと思います。降格した悔しさはありますが、選手はやれるだけのことをやってくれました。今日できた集中力の高い守備という良い部分を受け継ぎ、決定力の向上という課題を解消し、もっと良いチームになって、またプレミアの舞台に戻ってきます。

DF #29 今井 慈玄選手(神戸弘陵学園高校)
粘り強い守備から、少ないチャンスをものにするというゲームプランで試合を進めました。失点してからは、得点を取らないといけなくなり、割り切って攻めることができ、試合の終盤には決定機を何本もつくれたのですが、生かすことができませんでした。非常にもったいない試合だったと思います。今年は非常に能力が高い学年で、いろいろな勉強をさせてもらいました。プレミアリーグという舞台で、最終節まで戦えたのは3年生のおかげだと思うので、残留させたかったです。

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