本文へ移動

注目は3位長崎と4位名古屋の直接対決 湘南は再び勢いを得られるか【プレビュー:明治安田J2 第38節】

2017年10月20日(金) 19:51

注目は3位長崎と4位名古屋の直接対決 湘南は再び勢いを得られるか【プレビュー:明治安田J2 第38節】

注目は3位長崎と4位名古屋の直接対決 湘南は再び勢いを得られるか【プレビュー:明治安田J2 第38節】
8戦負けなしの長崎と4連勝の名古屋、勢いに乗る両チーム同士が激突する。

前節にも昇格の可能性があった湘南だったが、名古屋に敗れ勝点は77のまま。3位の長崎が勝利を収めたため勝点差は10となり、昇格決定は第39節以降に持ち越しとなっている。
今節、湘南はホームに愛媛を迎える。前節は名古屋の攻撃力に屈した格好だが、内容自体は悪くなかった。3失点を喫した守備面を修正し、昇格に向けて再び勢いを得たい。一方の愛媛は前節、讃岐を下して連敗を3でストップ。終盤の2ゴールで逆転勝ちと、今節に勢いがつながる結果となった。調子を上げている河原 和寿のパフォーマンスがカギを握りそうだ。

2位の福岡は前節、大分と引き分け、3位の長崎に勝点1差に詰められている。自動昇格圏内をキープするためにも、負けられない一戦だ。7試合連続で失点中の守備陣の奮起が求められる。対戦相手の千葉は前節、松本に快勝を収め勢いに乗る。昇格プレーオフ出場への可能性をわずかに残しており、並々ならぬ想いでこの試合に臨むはずだ。2試合連続ゴール中のラリベイが、重要な役割を担うだろう。

長崎vs名古屋は今節最大の注目カードだ。8戦負けなしで3位につける前者に対し、4位の後者は4連勝と勢いに乗る。ともに勝てば2位に浮上する可能性のある一戦。激しい戦いが繰り広げられるはずだ。長崎の守備陣が名古屋の攻撃にいかに対抗していくのか。勝負のポイントは、この1点に尽きるだろう。

5位の松本は正念場の一戦に。前節、千葉に大敗を喫したダメージからいかに立て直すのか。出場停止となる宮阪 政樹の穴埋めもポイントになるだろう。対する大分は4試合負けなしで9位をキープ。6位の徳島との差は3ポイントで逆転での昇格プレーオフ進出を狙える位置につける。前節はリードを守り切れずに福岡と引き分けた。勝ち切れない戦いが続いているだけに、90分を通してのしたたかな試合運びが求められる。

2連勝の徳島はアウェイで熊本と対戦。2試合で6得点と攻撃陣が好調で、その勢いを今節にもつなげたいところ。今季20ゴールを挙げ、得点ランクの2位につける渡大生のパフォーマンスにも注目が集まる。一方の熊本は2連敗と元気がない。得点力不足は相変わらずの課題。徳島の攻撃をしっかり耐え凌ぎ、限られたチャンスを確実にものにしたい。

徳島と同勝点で並ぶ7位の東京Vは岐阜の本拠地に乗り込む。現在3連勝中と昇格プレーオフ進出に向けて加速する。前節に続き、アラン ピニェイロが出場停止となるが、好調のドウグラス ヴィエイラが攻撃を牽引することになるだろう。岐阜は4戦未勝利で17位に沈む。4試合で13失点を喫する守備の改善なくして、好転は望めないだろう。

8位の横浜FCは前節、終了後に中田 仁司監督を解任。今節は暫定的に奥寺 康彦スポーツダイレクターが指揮を執る。6位以内を目指し重要な決断が下されただけに、この改革をいい方向につなげることが求められる。対する町田は6試合勝利がない。うち5試合は引き分けと、勝ち切れない戦いが続く。追いかける展開に陥ることが多いだけに、先制点を奪うことが勝利への近道となるだろう。

残留争いに目を向ければ、前節、東京Vに敗れた群馬の21位以下が決定。降格圏に沈むのは残り1チームとなった。現在、最も厳しい立場にあるのが21位の山口だ。今節はホームで水戸と対戦。現在3連敗中と苦戦が続き、好転のきっかけを見出せていない。得点は奪えているだけに、守備組織の再構築が求められてきそうだ。水戸は前節岡山に勝利し、連敗をストップ。粘り強い守備が機能した結果だった。今節も守りを意識しつつ、前田大然ら前戦の決定力に望みを託す。

20位の讃岐は残留に向けて、勝点3が何より求められる。現在3戦勝利がなく、前節は愛媛に惜敗。得点力不足が大きな課題であり、得点源の原 一樹はもちろん、他の選手の奮起も求められる。対する山形は前節横浜FCを下し、10試合ぶりの勝点3を手にした。エースの阪野 豊史が調子を上げているのは好材料で、この勢いを今節につなげたい。

金沢vs京都は好調同士の戦いに。前者はここ5試合でわずかに1敗、後者は5戦負けなしで3連勝と勢いに乗る。金沢は得点力の向上が好転のポイントで、京都は攻守のバランスが整ってきた印象。共に現状は中位以下に留まるが、質の高い一戦が繰り広げられそうだ。
すでに21位以下が決まった群馬にとっては、リスタートの一戦となる。5戦未勝利と状態はいいとは言えないが、積極性を示した未来につながるサッカーを展開したい。対する岡山は4連敗と苦戦が続く。4試合でわずか1得点で、失点数も増加。攻守両面で状態が悪いなか、今一度組織を見直し、好転のきっかけを掴みたい。

■各試合の見どころをチェック
横浜FCvs町田
松本vs大分
山口vs水戸
湘南vs愛媛
岐阜vs東京V
長崎vs名古屋
金沢vs京都
岡山vs群馬
讃岐vs山形
福岡vs千葉
熊本vs徳島

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

J.LEAGUE TITLE PARTNER

J.LEAGUE OFFICIAL BROADCASTING PARTNER

J.LEAGUE TOP PARTNERS

J.LEAGUE SUPPORTING COMPANIES

TOP