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FC東京vs広島のマッチレポート・動画(明治安田生命J1リーグ:2023年10月28日)

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決勝点は満田誠。広島が上位争いに踏みとどまる


10位のFC東京と5位の広島が秋晴れの味の素スタジアムで対戦した。お互いに前節は勝利を逃している中、ホームのFC東京はスタメンを2人変更。プロ2年目ながらJ1通算50試合出場を達成した松木 玖生がボランチに戻り、出場停止明けの仲川 輝人が右サイドに戻ってきた。一方の広島も先発の入れ替えは2人。エゼキエウ東 俊希がスタートのピッチに立った。

前半は両チームのアグレッシブな姿勢が目立つ。お互いに矢印が前に向いたプレーが多く、前線からの積極的なプレッシャーも光った。その中、最初に決定機を作り出したのは広島。26分、ボランチの川村 拓夢が持ち運び、左サイドへ展開。東 俊希がアーリークロスを選択すると、大外から飛び込んできた加藤 陸次樹がダイビングヘッドで合わせた。しかし、枠を捉えたボールはGK野澤 大志ブランドンがかき出した。

37分にはFC東京がビッグチャンスを作る。右サイドを崩し、ポケットを取ったディエゴ オリヴェイラがマイナスに折り返すと、左SBバングーナガンデ 佳史扶が右足でシュート。完璧に崩した攻撃であったが、ボールはクロスバーを叩きゴールとはならなかった。

後半は、前半から一転して早々にゲームが動いた。48分、相手陣でセカンドボールを拾った広島の中野 就斗が前線にパスを送る。これを受けた加藤が相手2人の間をうまく割るターンを見せ、最後は冷静に左足でゴールネットを揺らした。

それでも、FC東京は下を向くことなく反撃の姿勢を示す。62分、原川 力がリスタートからボールを運び、タイミングを見計らい左サイドへスルーパスを送る。これに抜け出したアダイウトンがクロスを入れると、戻りながら対応した荒木 隼人のオウンゴールを誘発し、同点に追いついた。

振り出しに戻ってからはオープンな展開となり、どちらに勝ち越し点が生まれてもおかしくない攻防が繰り広げられる。その中、2点目を手にしたのはアウェイチームであった。75分、一度は失ったボールを相手陣で奪い返し、満田 誠ドウグラス ヴィエイラとのワンツーでエリア内に入り、冷静にGKの動きを見極めてシュート。ニアサイドを射抜き、そのまま紫に染まるゴール裏席へと駆けつけた。

終盤はホームで負けられないFC東京が攻勢にかかるも、効果的な攻撃はできず、仲川がラフプレーで一発退場となるなど、後味の悪い結末でタイムアップ。前節・横浜FC戦に続き、敗北を喫してしまった。

一方の広島はミヒャエル スキッベ監督が就任してから初めてFC東京から勝点3を挙げ、上位争いに踏みとどまった。3位・浦和との勝点差は『3』に縮まっている。

[ 文:須賀 大輔 ]
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