- FINAL -
2019.10.26sat 13:05埼玉スタジアム2○○2
札幌 3 (4-5) 3 川崎F
フジテレビ系列全国生中継
前回王者の湘南と同居したAグループを首位で通過すると、プレーオフステージでは磐田を2戦合計4-2で撃破し、プライムステージに進出。準々決勝ではアンデルソン
ロペスが2試合で3ゴールを奪う活躍を見せ、広島を2戦合計4-3で下した。
そしてG大阪と対戦した準決勝では、アウェイでの第1戦を1-2で落としたものの、ホームでの第2戦では鈴木
武蔵のゴールを守り抜き、1-0で勝利。2戦合計2-2ながら、アウェイゴールの数で上回り、クラブ史上初となる決勝へと駒を進めている。
特筆すべきは、やはり攻撃力だ。今大会では12試合で23得点をマーク。鈴木 武蔵が7得点、アンデルソン
ロペスが6ゴールを記録するなど、持ち前の攻撃スタイルを貫いて、決勝へと名乗りを上げている。
ペトロヴィッチ監督が就任して2年目のチームは、試合を重ねるごとに自信を手にし、常に成長を続けている。悲願のタイトル獲得を目指す北の大地の戦士たちが、このまま一気に頂点へとたどり着くかもしれない。
ジャマイカ人の父を持つストライカーは今年日本代表も経験するなど、逞しさを増している。今大会では7ゴールを決め、得点ランクのトップに立つ。準決勝のG大阪戦では強烈なシュートを叩き込み、決勝進出の立役者に。
今季はACLで早々に敗退し、3連覇を狙ったリーグ戦では苦しい戦いを強いられている。天皇杯でもラウンド16で敗れているだけに、この大会でのタイトル奪取は至上命題となる。
準々決勝では2試合合計4-2で名古屋を撃破。脇坂
泰斗ら若手が躍動し、4強へと名乗りを上げた。そして鹿島と対戦した準決勝では、ホームでの第1戦を3-1と快勝。敵地での第2戦でも相手に隙を与えない戦いを披露し、スコアレスドローで乗り切った。2戦合計3-1とし、2年ぶりの決勝進出を果たしている。
昨季、一昨季とリーグ制覇を成し遂げた王者だが、この大会のタイトルには縁がない。これまでに4度決勝進出を果たしたものの、いずれもあと一歩のところで優勝を逃している。2000年は鹿島、2007年はG大阪、2009年はFC東京、そして2年前のファイナルではC大阪に敗戦。いずれも完封負けと決勝の舞台では1点も取れていない。とはいえ、二度のリーグ優勝を経験し、今のチームには勝者のメンタリティが備わる。負の歴史に終止符を打つべく、ファイナルの舞台に臨む。
高い攻撃スキルを備えた川崎Fのナンバー10。夏場に負傷し長期離脱を強いられていたものの、準決勝第1戦で復帰すると、決勝点を演出する活躍を披露。復活の予感を漂わせるこの司令塔がファイナルの舞台でもカギを握る。
人はミスを犯す。プロだって人の子。失敗は避けがたい。選手もそう。監督もそう。審判もそう。だからこそ一発勝負のファイナルは面白い。泣いても笑っても、これ一度きりなのだ。
勝てば歴史に残るが、負ければ忘却の彼方。まさに失敗できないわけである。のるかそるか。そんな大勝負に挑むことなど人生でもそうはないはずだ。
争うのは強弱でも優劣でもない。勝つか負けるか二つに一つだ。たとえ負けても「たかが34分の1」と居直れるリーグ戦の試合とは別モノ。歓喜と失望の落差はあまりにも大きい。どちらも決戦に歩を進めた勝者なのに、だ。
だから必要以上に硬くなっても不思議はない。肝心の場面で足がすくみ、腰が引け、頭が回らないなんてことも十分に起こり得る。重圧という名の見えない敵とも戦わなければならない。
世界的名手でも鋼の心臓を持つわけではない。1974年のW杯決勝で西ドイツのスター群がPKのチャンスで一斉にそっぽを向いた。
「どいつもこいつも腰抜けだった。だから俺が蹴ったのさ」
PKを成功させたパウル・ブライトナーの言葉が印象深い。強い意志、度胸と覚悟をもつ勇者の一団かどうか。問われるのはそこかもしれない。心乱れた者たちでは周到な計画も秀逸な戦術も手に余る。いつにも増して人間臭さがあらわになるのもファイナルならではか。
一発勝負ゆえの刹那は思わぬ筋書きや結末を導きやすい。長丁場のリーグ戦ならチームごとにバラつきのあった運不運の偏りが最終的に平らになる可能性もある。だがファイナルは違う。天運の転がり具合が勝敗に直結しかねない。
だからジャイアントキリングの宝庫でもある。W杯とて例外ではない。無敵のハンガリーが、最強のオランダが、王国ブラジルが最後の最後に足をすくわれ、優勝を逃してきた。
油断か過信か、気まぐれな勝利の女神のいたずらか。いずれにしろ、聖書にある『巨人ゴリアテと少年ダビデ』の教訓めいた物語が何度も繰り返されてきた。勝負に絶対はない―と。
片や強者の悲劇、片や弱者の奇跡。それをコインの裏表にした衝撃のドラマが人々の心を激しく揺さぶって深く記憶に刻み込まれる。それもまた、ファイナル特有のカタルシスだろう。
もっとも、ルヴァンカップの最終決戦では別の印象深いドラマが繰り返されている。無冠返上劇だ。初代王者のV川崎(東京V)に始まり、清水、柏、浦和、FC東京、千葉、大分、C大阪、湘南がクラブ史上初の栄冠を手にしてきた。
言わば無冠クラブの登竜門。ルヴァンカップならではの隠しテーマ(副題)と言えるかもしれない。事実、今年もそうだ。果たして、札幌の初戴冠なるか。相手はJリーグ2連覇中の王者・川崎Fだが、この強者の中の強者も過去4度決勝に進みながら、ことごとく敗れてきた。鬼門の大会と言っていい。彼らもまた、特別なファイナルになる。
勝つのはどちらかだ。札幌か川崎Fか、どちらに肩入れしても決戦の醍醐味を堪能できる。失敗(敗北)への恐れこそ極上のスリルとサスペンスの導火線だ。くれぐれも安全地帯(中立)から見ないように……老婆心ながら。
提供:エル・ゴラッソ、文:北條 聡
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