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2016/10/4(火)15:05

いずれも優勝経験のあるチームが、ファイナル進出をかけて火花を散らす【プレビュー:準決勝 第1戦】

ともに主力を日本代表に招集されているFC東京と浦和。好調の中島(左)、高木に期待がかかる
ともに主力を日本代表に招集されているFC東京と浦和。好調の中島(左)、高木に期待がかかる

リーグ戦と同様に、リーグカップの争いもいよいよ佳境。JリーグYBCルヴァンカップは、準決勝の第1戦が5日に開催される。ベスト4に駒を進めたのはG大阪、横浜FM、FC東京、浦和の4チーム。いずれも優勝経験のある強豪クラブが15日に埼玉スタジアム2002で行われるファイナル進出をかけ、火花を散らすこととなる。

3年連続の決勝進出を目指すG大阪はホームで横浜FMと対戦。直近のリーグ戦で浦和に大敗を喫しているだけに、そのダメージが心配される。中3日という短期間でいかに修正してくるのか。東口 順昭とオ ジェソクを代表活動で欠くなか、チームの総合力が問われる一戦となりそうだ。

若手の台頭が目覚ましいG大阪と横浜FM。ニューヒーローに名乗りをあげるのは果たして…
若手の台頭が目覚ましいG大阪と横浜FM。ニューヒーローに名乗りをあげるのは果たして…

対する横浜FMも絶好調の齋藤 学を代表に供給しており、攻撃力の低下が懸念される。もっとも前田 直輝、 富樫 敬真といった若手が調子を上げているのは好材料で、齋藤の穴を埋める活躍を見せる可能性もある。堅守を保ちつつ、アウェイゴールをいかに奪い取るかが横浜FMにとっての大きなテーマとなるだろう。

もうひとつの試合ではFC東京が浦和をホームに迎え撃つ。こちらもともに日本代表に主力が招集されるなか(FC東京は森重 真人と丸山 祐市の2人。浦和は西川 周作、槙野 智章、柏木 陽介の3人)、代役を担う選手たちの奮起が求められる。

FC東京にとって味の素スタジアムでの浦和戦は、まさに鬼門となっており、2004年以降、一度も勝利がない。今季のリーグ戦での対戦でも1-3で逆転負けと苦手意識は克服できなかった。とはいえホーム&アウェイ方式で戦うリーグカップでは、ホームで敗れるどころか、失点さえも大きなマイナス要素となりかねない。アウェイで行われる第2戦を優位な状況で迎えるためにも、相手を無失点に抑えることが肝要だ。ふたりのレギュラーCBを欠く状況だが、チーム全体のハードワークによってその穴をカバーしたい。

浦和はリーグ戦4連勝中の勢いのままに、味スタに乗り込んでくる。直近のG大阪戦でも4ゴールと攻撃陣が大爆発。高木 俊幸、武藤 雄樹と絶好調の2シャドーに加え、1トップの興梠 慎三も復調の気配を漂わせている。3人の主軸は不在ながら、選手層の厚さがこのチームの強みであり、高い組織力を維持できる。スタジアムの相性の良さも優位に働くはずで、アウェイとはいえ、アグレッシブな戦いを展開していくはずだ。

■準決勝 第1戦の見どころをチェック
G大阪vs横浜FM
FC東京vs浦和

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