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2016/3/16(水)17:45

五輪イヤーの今年はU-23世代のパフォーマンスに注目だ!【大会展望】

五輪イヤーも重なり、より一層ニューヒーロー賞にも注目が集まる。
五輪イヤーも重なり、より一層ニューヒーロー賞にも注目が集まる。

3月23日(水)に幕を開ける2016Jリーグヤマザキナビスコカップ。今年で24回目を迎える伝統ある大会は、若手選手のブレイクの場としても重要な役割を担ってきた。リオデジャネイロ五輪が開催される今年は、彼らの存在がさらにクローズアップされるだろう。各クラブのU-23世代のパフォーマンスには、より一層注視したい。

グループステージから参戦する14チームには、魅力的なヤングプレーヤーが目白押しだ。第1節、第2節はU-23日本代表のポルトガル遠征に参戦するメンバーは出場できないが、“代表候補生”にとっては、絶好のアピールの機会となるはずだ。

またU-23世代の選手にとってこの大会は、タイトル獲得の目的があるほかに『ニューヒーロー賞』(※大会開幕時に23歳以下の選手が対象)という名誉を目指すモチベーションもある。昨年の大会で赤﨑 秀平(鹿島)が受賞したこの賞には、ほかにも現日本代表の宇佐美 貴史(G大阪)や、長谷部 誠(元浦和/現フランクフルト)など歴戦の名手たちが名を連ねている。まさに一流選手へのステップボードとなり得るだけに、この賞を目指す若手の躍動感あふれるプレーが、大会をさらに盛り上げるだろう。

植田 直通(鹿島)、大島 僚太(川崎F)、山中 亮輔(柏)、岩波 拓也(神戸)、亀川 諒史(福岡)、鎌田 大地(鳥栖)らがその候補だろう。新潟の鈴木 武蔵は怪我のためグループステージに出場できない可能性もあるが、状態が万全なら彼の名前もここに加わってくるはずだ。ノックアウトステージからの出場となるACL組の4チームにも、浅野 拓磨(広島)、井手口 陽介(G大阪)、遠藤 航(浦和)、中島 翔哉(FC東京)など有力なタレントが在籍する。一方で、無名の若手が大きな飛躍を遂げるのもこの大会の魅力。文字通り“ニューヒーロー”が誕生しても不思議はない。

もちろん若手だけでなく、中堅・ベテランにとっても、この大会にかけるモチベーションは変わらない。これまでに惜しくもタイトルを逃し悔し涙を流した者。再び歓喜の美酒に酔いしれたい者。それぞれの想いを胸に、頂点を目指す戦いの幕がいよいよ切って落とされる。その第一関門となるグループステージは、激戦必至だろう。グループAは前回王者の鹿島が中心の争いか。リーグ戦で好調な川崎Fは、その勢いをグループBの戦いにもつなげられるのか。ノックアウトステージへと進出できるのは14分の4。その狭き門をくぐり抜けるのは果たして…。

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