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【J1昇格プレーオフ】決勝終了後の村井 満Jリーグチェアマンのコメント(14.12.07)

35,504人という大変多くのお客様にご来場いただいた。準決勝の山形のGK、山岸選手のゴールでより注目度が上がったのではないか。首都圏での開催であったが、千葉からも山形からも多くのサポーターにいらしていただいた。感謝申し上げたい。
お客様も熱い戦いを見ていただけたのではないか。

今年もとても見応えのある試合だった。引き分けが許されない、勝たなくてはいけないという方が、果敢に攻撃を仕掛ける醍醐味が見られる試合展開となった。

足が半歩早く出るとか、攻守の切り替えが早いとか、時間を上手に使い、非常にスピーディな試合だった。どちらが先制点を取ってもどこでどうひっくり返るかわからないという中で、遅延行為も見られず、無駄な動きもなくどんどん縦にパスを出す、いいサッカーであった。
昇格を決めたモンテディオ山形の石崎監督は、クラブ訪問をした際に、誰よりも早く練習場に出てきて最後まで残っている姿が非常に印象的であった。そうした姿勢が今日の結果につながったのではないか。おめでとうございます。

プレーオフも3年目となり、こうした一発勝負の戦いもあるということがサポーターにも理解されつつあるのではないか。ただし、昇格するチームは、戦力強化をしたりしっかり準備することが求められる。実力がつけば天皇杯やACLもある。昇格して終わりということではない。
一方で、J2にはJ1経験クラブが非常に多くなった。磐田や千葉は残念であったが、決して実力がないわけではない。こうした入れ替えがJ2の底上げにつながっているともいえる。

公益社団法人 日本プロサッカーリーグ
チェアマン 村井 満
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