日本一の栄誉に輝くのはどのチームか。第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会が7月5日、いよいよ始まります。
6月29日までに行われた都道府県選手権決勝の結果、群馬県(7月6日決定予定)と北海道(7月19日決定予定)を除く45都府県で代表チームが決定。1回戦の顔ぶれがほぼ出そろいました。
都道府県選手権を勝ち上がったチームの中で初出場はFC大阪(大阪府)など6チーム。最多出場は福岡大学で4年連続29回目、次いで筑波大学(茨城県)が4年連続28回目です。1回戦で福岡大学は高知大学と、筑波大学は今回で9年連続17回目の出場のソニー仙台FCと対戦します。
また、高校生年代のチームとしては、モンテディオ山形ユースが山形県総合選手権大会決勝で同年代の羽黒高校に3-0で勝って、初めての天皇杯に挑みます。
本大会に出場する2つの高校生チームのもうひとつ、徳島市立高校は1998年大会以来2度目の出場で、初戦の相手は初出場の鹿児島ユナイテッドFCです。
一方、久々に天皇杯への出場権を獲得した京都産業大学は1990年以来通算4度目、SRC広島(旧広島教員)も1996年大会以来2度目の出場となりました。
全国から3759チームが参加した中で、参加チーム数の多さで激戦区トップ3となったのは東京都(384チーム)、福岡県(320チーム)、千葉県(245チーム)でした。それぞれで頂点に立って天皇杯の出場権を得たのが、東京は明治大学、福岡県は福岡大学、千葉県が浦安SCです。中でも明治大学は準決勝でJ3チームのFC町田ゼルビア、決勝で横河武蔵野FCを退けて2009年大会以来通算13回目の出場となりました。1回戦は、もうひとつの高校生チーム、山梨学院大学付属高校との顔合わせです。
他のJ3チームは、昨年のベストアマチュアチームに選ばれてシードを得ているAC長野パルセイロを除いて本大会に進出したのは8チーム。1回戦で、福島ユナイテッドFCは奈良クラブ、グルージャ盛岡は浦安SC、Y.S.C.C.横浜はSRC広島、ブラウブリッツ秋田はさいたまSC、ツェーゲン金沢はFC大阪、藤枝MYFC(静岡県)はアルテリーヴォ和歌山、ガイナーレ鳥取は多度津FC(香川県)、FC琉球は熊本教員蹴友団と対戦します。
天皇杯1回戦は7月5‐6日(群馬県代表対北海道代表戦は7月26日)に行われ、1回戦の勝者は2回戦(7月12−13日、J2コンサドーレ札幌対群馬県代表または北海道代表の試合のみ8月6日実施)でJ1、J2チームに挑戦します。
なお、3回戦は8月20日、ラウンド16(4回戦)は9月6−7日(予備日、同10日)に開催します。その後、10月11−12日(予備日、同15日)の準々決勝はラウンド16終了後に行う組み合わせ抽選で、対戦カードが決まります。準決勝は11月26日、決勝は12月13日に日産スタジアムで開催します。
■1回戦インターネットライブ放送予定
7月5日(土) 奈良クラブ vs 福島ユナイテッドFC (奈良県立橿原公苑陸上競技場)
LIVE JFA-TV 7月5日(土) 13:00〜試合終了
7月6日(日) AC長野パルセイロ vs JAPANサッカーカレッジ (松本平広域運動公園総合球技場アルウィン)
LIVE JFA-TV 7月6日(日) 15:00〜試合終了
詳しくは、放送当日に日本サッカー協会公式Webサイト「JFA.jp」をご確認ください。
以上