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ACLラウンド16第2戦 広州恒大戦 試合前日会見(14.05.12)

本日行われたAFCチャンピオンズリーグ2014ラウンド16第2戦、広州恒大戦の試合前日会見の内容をお知らせいたします。


■ランコ・ポポヴィッチ監督
「ニイハオ! 皆さん、こんにちは。まず1戦目では、私たちが期待したとおりの結果にならなかったが、クオリティの差は結果ほどないと思っています。1戦目で足りなかったところを、この試合で見せたい。あとは、点差などの余計なことを考えず、しっかりピッチでやるべきことを出すことが大切だと思っています。あと、1戦目で結果のうえでは大差が開いたものの、しっかりこの試合では、戦うべき姿や、やるべきことを見せていきたい。しっかり自信を持って、やってきたことを明日の試合でしっかり見せることが大事になります」

■新井場 徹選手
「初戦で厳しい結果になりましたが、わずかな可能性がある限り、チーム一丸となって、みんなでピッチで勝利を目指して戦っていきたい」

【質疑応答】

Q.セレッソはホームでの初戦で、1-5と敗れましたが、明日の試合で逆転勝利の可能性は低くなっていて、かつ、フォルラン選手が今回帯同していないのですが、これはもうあきらめたということでしょうか?

A.ランコ ポポヴィッチ監督
まず最初に言っておきたいのは、そうではないということです。スポーツをやってきた方なら、分かると思いますが、誰かを連れてきていないから、あきらめたというのは、あまりに安易で幼稚な考え方だと思います。初戦で1-5という結果で敗れて、そのあと、次の試合で大きなチャンスが残されているというのは、もちろん現実的ではないとは思われるかもしれないですが、まだ実際に可能性があるので、可能性ある限りは、全力でやらなければいけないと思っています。1戦目で見せられなかった、私たちがやるべきこと、自分たちの力を出すこと、しっかり見せることが重要だと思っていますし、そうすることが結果につながると信じています。全員が可能性ある限り、信じて戦うのが私たちチームの考え方です。フォルランが来なかったのは、いろいろなことを考えたうえでの私の決断、選択です。1戦目の1-5の敗戦について、「あの日は、私たちの出すべきものが出せなかった、調子が悪かった」と、そう言えるような2戦目にしたい。そのためにも、明日の2戦目をしっかり戦い、全力を出し切ること、1戦目でできなかったことを、この2戦目でしっかりと修正して見せること。そこがすごく重要だと思います。可能性はゼロではありませんし、そこに向かってチーム一丸となって戦いたい。

Q.初戦で出た選手のなかで、フォルラン選手以外は、全員広州に来ていますか? また、18日からW杯の準備に入るようで、日本代表にこのたび、2選手が選ばれましたが、明日の試合はこの2人の選手に30分以上のプレー機会を与えますか?

A.ランコ ポポヴィッチ監督
連れてきたメンバーに関しては、ほとんど変わりはないです。(メンバー枠の)人数的な問題もありますが、多くを変えることはできませんし、試合に起用するメンバーに関しても、日程、疲労、そして、今のコンディションなどを考慮して決めたい。あとは、先ほども言いましたように、重要なのは、第1戦で見せられなかった部分、私たちのよさ、力というものを、明日ピッチに立つメンバーがしっかり見せてくれると思っています。先ほども言いましたように、いろんなことを踏まえて、明日はいろいろなことを考えて、メンバーを選考したいと思っていますし、明日決めたい。代表に2選手が選ばれたのは非常にうれしく思います。ただ、ウチにはまだ選ばれてもおかしくない選手たちがいるので、彼らが選ばれなかったことについては残念に思います。選ばれた2人は、明日与えられた時間、どのくらいピッチでプレーするかどうかは、明日になってみないと分からないですが、出ることになれば、もちろん、自分たちの活躍をしっかり見せて欲しいと思っています。

Q.柿谷選手と山口選手、2人の優秀なところはどこですか? 広州恒大の選手と比べてはどう思われますか?

A.ランコ ポポヴィッチ監督
山口蛍、柿谷曜一朗、2人とも代表に選ばれたのですが、もちろん、ただ理由もなく選ばれたというのではなく、2人とも選手としての能力が高く、特に昨シーズンのパフォーマンスが高く評価されていると思います。蛍に関しては、90分間通して運動量が豊富で、技術もあり、攻撃力も守備力ともにしっかりしている選手だと感じています。日本ではあまりいないタイプの選手だと思いますが、ボールを奪いに行く、奪いきるディフェンスができるのも、彼の一つの強みではないかなと思っています。チームのなかでしっかり貢献できる選手ですし、そういったところも彼の強みにつながっているのではないかと思います。曜一朗については、誰もが持っていない能力を持っている選手だと言えると思います。昨シーズン、彼も結果を残して、いいプレーをしたのですが、まだまだ彼の持っているポテンシャルからすれば、彼の力を出しきれていないと思いますし、まだ十分伸びしろがある選手だと思います。彼がこれから一流選手になるためには、継続して結果を出し続けることが非常に大切になり、好不調の波を少なくすることも重要になると思っています。2人とも代表で主軸をはれる力を持っていると思いますし、本大会に行ってから、彼らの力をしっかり見せてくれると信じています。ただ、2人に足りない部分は、したたかさ、闘うという本当の意味での強さだったりは、まだまだ彼らがこれから成長していかなければいけない部分だと思っていますし、そういった意味でも、伸びしろもまだまだあると思われますが、2人ともまだ若く経験が少ないこともあり、その辺はご理解してほしい。レギュラーに定着して活躍したのも曜一朗は昨シーズンからが初めてで、蛍はここ2シーズンのことなので、それくらい経験のない選手なので、これからが楽しみだし、成長を期待できる選手だと思います。広州の選手については、したたかさ、闘う部分を持っている選手が多いと感じています。ただ、広州の中国籍の選手はW杯にて戦えない、彼らと直接戦えないが、2人との違いを聞かれれば、そこになるのかなと思います。

以上
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