3月8日のJリーグ第2節サガン鳥栖戦で、サポーターにより差別的と見られる横断幕の掲出がなされた事案により、浦和レッズは、「無観客試合の開催」という重い制裁をJリーグから受けました。
本事案において、ファン、サポーターはじめ多くの皆様に、多大なご迷惑とご心配をお掛けしましたことを、改めてお詫び申し上げます。
当クラブと致しましては、今回の事態を真摯に受け止め、クラブ内における責任の所在を明確化するため、社長以下、部長クラス以上の全管理職が報酬・給与を自主返納するほか、現場対応の責任を問い、就業規則に則って関係者の懲戒処分を決定いたしましたので、以下のとおり、ご報告いたします。
なお、当該処分とは別に、5月1日付でクラブ内の組織体制・人事の見直しも行い、安全で快適なスタジアムづくりに向けて、セキュリティ(安全)とコミュニケーションを積極的に推進してまいります。
1.全管理職(部長以上)の報酬・給与の自主返納
本事案の社会的重大性を考慮すると共に、過去からのクラブ文化・スタジアム運営手法に問題があったことを重視し、取締役社長(*)に加えて企業倫理担当現職役員及び、元役員経験者2名、部長以上の全管理職が役員報酬または給与の一部を自主返納します。
(*)3月13日の記者会見時に月俸(20%・3ヶ月)を自主返納することを公表済。
2.現場対応に関する懲戒処分の対象者と理由
管理職(部長) 1名 :出勤停止 3日
管理職(部長他) 2名 :出勤停止 1日
管理職(本部長) 1名 :減給
【処分理由】
管理職(部長他3名)は、当該横断幕の掲出を認知しながら、速やかに撤去しなかった過失責任を問うもの。また、管理職(本部長)は、その管理監督責任を問うもの。
以上