本日行われたAFCチャンピオンズリーグ2014の第2戦、山東魯能戦の試合前日会見の内容をお知らせいたします。
■ランコ・ポポヴィッチ監督
「みなさん、こんにちは。(中国メディアに対して)你好(ニーハオ)!まず、このACLという舞台は、クラブとクラブの戦いだけではなく、国と国との戦いでもあるわけですから、日本を代表して戦うクラブとして、それに見合った試合をしていきたいと思っています。このACLという試合を通じて得た経験というのは、私たちのチームは若い選手も多いですから、必ずリーグ戦のなかでも活きてくると思います。そういった意味でも、自分たちが成長できる試合をしていきたい。先にも言ったように、国を代表して戦うわけですから、日本のチームを代表して、モデルとなるような試合をしていきたいと思っていますし、結果だけではなく、質の高い試合、内容の質の部分にもこだわって戦っていきたいと思います」
■山口 蛍選手
「今、監督が(ほとんど)言ってしまったので、あまり言うことはないですが、セレッソらしいサッカーをして、勝つだけです」
【質疑応答】
◆Q.
山口選手にお伺いします。昨年の東アジア選手権のときに中国代表と試合を行い、そのときのメンバーが何人か、今回、山東魯能の選手にもいらっしゃいます。山東の選手に限らず、そのときに戦った中国の選手の印象や、中国サッカーの印象を聞かせてください。
◇A.山口蛍選手
東アジア(選手権)でやったときにも、スコアを見ても、すごく接戦でしたし(3-3の引き分け)、フィジカルもすごく強くて、球際もかなり激しかったですし、前に速いサッカーをしてくるところもありました。なので、それに負けないくらい、自分たちもしっかりと気持ちを出して、勝ちたいと思います。
◆Q.
ポポヴィッチ監督にお伺いします。山東魯能の映像を見られた率直な感想は?
◇A.ランコ ポポヴィッチ監督
試合前なので、ここですべてを言うことは、もちろんできませんが、ただ、ここ数年で中国サッカー界全体が、進歩を遂げようという意欲が非常に見て取れます。そして、中国で指揮をされる監督も、非常に優秀な監督が多いと思っています。ビデオで見て、非常にクオリティの高いチームだなという印象を受けましたし、何人か、個人的にも非常にいい選手がいるという印象を受けました。ただ、私たちが彼らにあわせてサッカーをするのではなく、私たちが彼らを自分たちの土俵に引き上げて、自分たちの土俵で戦うことが大切だと思っています。
◆Q.
(直近の公式戦から)相手の山東が中3日で、セレッソは中2日での試合になりますが、今日の練習を見ると、セレッソのほうはJ1第2節徳島戦から、何人かメンバーを代えるのかなという印象を受けました。今回は、中2日という試合間隔を考慮したメンバー選考になるのでしょうか?
◇A.ランコ ポポヴィッチ監督
徳島戦とまったく同じメンバーで臨むということは、ないですし、ただ、何人代えるかというところは、また明日までしっかりと見極めて考えていきたいと思います。ただ、私がここで言いたいのは、誰が出るのではなくて、チームがどういうパフォーマンスができるのか、出た選手がどういう力を出せるかどうかということが重要ですから、誰が出場して、誰が出場できないということは、私にとっては重要ではありません。私たちがチーム作りを始めて、このチームで始動してから、そんなに時間は経っていないのですが、ここまで築き上げてきたものをしっかり見せる必要がありますし、それが未来につながっていくと思っています。私たちが目指すチーム作りというのは、誰か1人に依存してチームを作るのではなく、誰が抜けても、誰が出ても、同じように戦えるチーム。それを目指しています。そういった意味では、また明日、自分たちの力が試される試合になると思います。
◆Q.
山東に関してはどのような印象をお持ちですか?また、山東のアロイージオ、ワルテル モンテージョ、バグネル ラブの3人の外国籍選手については、どのような攻撃を仕掛けてくると考えていらっしゃいますか?
◇A.ランコ ポポヴィッチ監督
3人とも、外国籍選手に関しては、違いを生み出せる選手だなと思っています。ただ、山東がいいのは、その外国籍選手だけではなく、残りの中国人選手が非常にいい働きをしているからだと思っています。だからこそ、昨シーズンにはいい結果を得られたのだと思っていますし、私が山東の試合を見て思った印象は、まさに、中国人選手の質の高さでした。
◆Q.
セレッソの外国籍選手、フォルラン選手の今のコンディションは?
◇A.ランコ ポポヴィッチ監督
皆さん、明日の試合を見ていただければ、フォルランがどういう状態なのか分かると思います。明日の試合を楽しみにしてください。出たらの話しですけどね(笑)。
以上