新年明けましておめでとうございます。
2013年のJリーグは、サンフレッチェ広島によるJ1の2連覇、横浜F・マリノスの中村俊輔選手が最優秀選手賞を受賞で幕を閉じました。リーグ戦はJ1、J2ともに最後まで大変な盛り上がりとなり、年間総入場者数は約916万5000人と前年から約41万人の増、過去20年間で歴代2位の実績となりました。Jリーグをサポートしていただいた全ての皆さまに厚く御礼申し上げます。
2014年の世界のサッカー界のトピックは、何と言っても、ブラジルで開催されるFIFAワールドカップです。私ども日本サッカー界が一丸となって目標としてきた大舞台で、Jリーグ選手を含めた日本代表の雄姿が見られることを心から楽しみにしております。
Jリーグは今年、22年目のシーズンを迎えます。その幕開けとして、2月22日には、現在の国立競技場における最後のFUJI XEROX SUPER CUPが開催されます。これを皮切りに、今年新たにスタートするJ3を加えた新しいJリーグが3月1日から始まります。J3のスタートにより、Jリーグが目指している「地域に根差したスポーツクラブを核としたスポーツを楽しむ環境作り」そして「豊かなスポーツ文化の醸成」という理念がさらに前進します。北海道から沖縄までの36都道府県51クラブに、若手選手育成施策の一つとしての「JFA/JリーグU−22選抜(仮称)」チームを加えた52のチームが、全国各地でどのような盛り上がりを見せてくれるのか、期待が膨らみます。
既にご存知の方も多いかと存じますが、私どもJリーグは、昨年より将来成長のための戦略策定の議論を重ねております。この議論の過程においては大変多くの方々から様々なご意見を頂戴してまいりましたが、2015年シーズンからJ1の大会方式を2ステージ制およびポストシーズン制に変更することを決定致しました。必ずや、皆様に楽しんでいただけるエンターティンメントをご提供するべく努めてまいります。
最後になりますが、2014年がスポーツを愛するすべての皆様にとって素晴らしい一年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。
公益社団法人日本プロサッカーリーグ
チェアマン 大東 和美
以上