Jリーグは、本日開催した理事会で、JリーグおよびJクラブのアジア向け成長戦略の推進支援を目的に、2014シーズンより、J1・J2クラブの外国籍選手枠に新たに「Jリーグ提携国枠(仮称)」を導入することを決定いたしました。
なお、1クラブあたりの外国籍を有する選手の最大登録可能数、1試合当たりの試合エントリー可能数は変更ありません。
■概要
Jリーグ、Jクラブのアジア向け成長戦略の推進支援を目的とする。
J1、J2クラブは、外国籍選手3名(年齢などの制約のない)と、条件付き外国籍選手2名の合計5名を登録することができます。
条件付き外国籍選手として、現在アマチュア選手、20歳未満のプロC契約選手、AFC加盟国の国籍を有する選手(アジア枠)が認められていますが、今回新たにJリーグ提携国の国籍を有する選手(Jリーグ提携国枠(仮称))を加えることといたしました。
■導入対象/シーズン
Jリーグディビジョン1(J1)、Jリーグディビジョン2(J2)/2014シーズン
■登録対象選手
提携国の国籍を有する選手
■提携国枠導入後の外国籍選手最大登録数および試合エントリー数(出場数)について
◎外国籍選手:3名以内
◎条件付きの外国籍選手
・U20+C、アマ※1:2名以内
・アジア枠※2:1名以内
・提携国枠(仮):2名以内
◎登録数:最大5名
◎試合エントリー数:1チーム3名以内。ただし「アジア枠」または「提携国枠」の選手については、1名に限り追加できる。(最大4名)
※1:アマチュア選手または20歳未満のプロC選手
※2:アジアサッカー連盟(AFC)加盟国の国籍を有する選手
<外国籍選手登録例>
◎外国籍選手/U20+C、アマ※1/アジア枠※2/提携国枠/登録数
・3名/2名/0名/0名/最大5名
・3名/1名/1名/0名/最大5名
・3名/1名/0名/1名/最大5名
・3名/0名/1名/1名/最大5名
・3名/0名/0名/2名/最大5名
◎試合エントリー数
外国籍選手3名+アジア枠 or 提携国枠1名:最大4名
※1 アマチュア選手または20歳未満のプロC選手
※2 アジアサッカー連盟(AFC)加盟国の国籍を有する選手(アジア枠)
〔参考1. JFAプロ契約制度について〕
現行の日本サッカー協会(以下JFA)のプロ契約制度(A契約25名枠と外国籍選手登録5名枠および、JFA基本規程76条*に定める事項)は維持する。
JFA基本規程76条*に該当する選手については外国籍扱いとならないため、上記表には含めない。
*JFA基本規程第55条第4号〔準加盟チーム〕/76条〔外国籍扱いしない選手〕
参考資料:「プロサッカー選手に関する契約・登録・移籍について」
〔参考2. 2013年11月19日現在のJリーグ提携国(リーグ)〕
・タイ(タイプレミアリーグ):2012年2月
・ベトナム(ベトナム国プロリーグ(Vリーグ)):2012年8月
・ミャンマー(ミャンマーナショナルリーグ(MNL)):2012年8月
・カンボジア(カンボジアリーグ):2013年5月
・シンガポール(シンガポールリーグ(Sリーグ)):2013年6月
※現在交渉中のリーグあり
〔参考3. アジアサッカー連盟(AFC)加盟国選手の選手登録枠(アジア枠)について(2009シーズンより導入)〕
Jリーグのゲームレベルの向上、アジア地域における新たな事業的可能性の開拓、AFC加盟国・アジア地域との国際交流、貢献の推進を目的として、2009シーズンより導入。
AFC加盟国選手を、外国籍選手枠(「3名枠」)に加えて各クラブ1名まで登録および試合エントリーが可能となった。
*J3の外国籍選手枠については、大会方式決定後に発表いたします。
以上