FIFA U-17ワールドカップ UAE 2013
2013年10月28日(月)現地時間 17:00 キックオフ 45分ハーフ
Sharjah Stadium(UAE/Sharjah)
U-17日本代表 1-2(前半 0-2、後半 1-0) U-17スウェーデン代表
■得点者
11分 BERISHA(スウェーデン)
36分 ENGVALL(スウェーデン)
56分 オウンゴール(日本)
■スターティングメンバー
GK:白岡ティモシィ
DF:石田峻真、宮原和也、茂木力也、会津雄生
MF:仲村京雅、斎藤翔太、瓜生昂勢
FW:三好康児、永島悠史、杉森考起
サブメンバー
GK:林瑞輝、阿部航斗
DF:坂井大将
MF:鈴木徳真、三竿健斗
FW:中野雅臣、杉本太郎、小川紘生、渡辺凌磨
登録外メンバー
MF:水谷拓磨
交代
ハーフタイム 仲村京雅 → 小川紘生
ハーフタイム 杉森考起 → 杉本太郎
68分 石田峻真 → 坂井大将
■マッチレポート
ベスト8進出を懸けてグループF・3位のスウェーデン代表と対戦。
日本のキックオフで試合を開始すると、11分、スウェーデンのカウンターアタックを受けロングボールで自陣深く切り込まれると、右サイドからクロスを上げられ、ゴール前で待ち受けていた(9)BERISHAに蹴りこまれ先制を許す苦しい展開に。
その後は徐々にリズムを取り戻し、次第にボールが回り始める。33分にはテンポ良くボールを左から右に展開し、仲村選手から石田選手へと渡り石田選手からのクロスを三好選手が合わせ、ゴールネットを揺らすも惜しくもオフサイドの判定。
しかしゴールの匂いがしてきて前がかりになったところを、再びカウンターアタックを受けてしまう。ハーフライン付近でボールを受けた(17)HALVADZICにそのままドリブルで右サイドを破られ強烈なミドルシュート。GK白岡選手がこのシュートは弾き出すも、走りこんでいた(16)ENGVALLに押し込まれ0-2とされる。前半終了間際には三好選手のミドルシュートがゴールマウスを捉えるが、相手GKの攻守に阻まれ2点ビハインドのまま前半を折り返す。
ハーフタイムに、これまでアジア予選でチームを引っ張ってきた杉本選手と小川選手の2人を同時に投入。51分にはその杉本選手が上手く抜け出し、ゴールを狙うもバランスを崩しゴールならず。53分、三好選手のスルーパスに抜け出た小川選手が右サイドからシュート、クリアに入ったディフェンダーが懸命にクリアを試みるもゴールネットに吸い込まれ1点を返し、2-1。67分にはグループリーグ第3戦で同点ゴールを決めた坂井選手を投入し、更に運動量とテンポを上げて同点ゴールを狙う日本代表。
81分、永島選手が果敢にゴールを狙うが、惜しくもGKの正面。終了間際には杉本選手がボレーでゴールを狙うが、わずかに右に逸れ同点ゴールが奪えない。
アディショナルタイムの4分間も攻撃を続けたが、結局最後までゴールを奪えず1ー2で試合終了、1-2と1点及ばず敗れることとなった。
96JAPANの2年半にわたる活動はこの試合を持って終了。
ボール保持率75%vs.25%、日本ボールのアクチュアルプレーイングタイムは50分vs.17分と圧倒しながらの敗戦となった。しかしながら随所に”日本らしいサッカー”を世界に披露できた大会となった。
最後にUAEで声を枯らして応援してくださった皆様、日本から応援してくださった皆様、ご声援ありがとうございました!
■吉武博文監督コメント
<試合後の記者会見より>
相手の速いカウンターから2失点を喫し、私たちが勝つためには3ゴールが必要でした。
7,8人が自陣に深く引いて守る相手を前に裏を取るアクション、マークをはがすアクションが足りず、崩しきることができませんでした。もっと速いテンポで攻撃を仕掛けたかったのですが、なかなかテンポを変えられませんでした。私たちに問題があったと思いますし、2失点してしまったことが敗因だと思います。
グループステージの3試合も紙一重の勝敗であり、負けるかもしれない場面もありました。勝った負けたの結果だけを見るのではなく、自分たちが何ができたのか、何をすべきなのかを見つめなおし、10年後もっと良いサッカーができているように自分のストロングポイント、ウィークポイントを見つめ直し、毎日練習に励み、また世界の場で披露できるようにしてもらいたいです。この中から1人でも多くの選手が日本代表として、そして海外でプレーしてくれることを願っています。
以上