愛媛FC選手会では、東日本復興支援活動の一環として、宮城県名取市閖上側溝捜索ボランティア活動に参加することとなりましたのでお知らせいたします。
【日時】2013年10月28日(月) 9:00〜12:00
【場所】宮城県名取市閖上地区
【参加者】愛媛FC選手(18名)、監督、スタッフ(7名)、愛媛FCサポーター
【スケジュール】
・9:00 名取市立閖上中学校(旧)着
・9:10 側溝捜索ボランティア活動開始
・12:00 側溝捜索ボランティア活動終了・片付け
【経緯】
愛媛FC選手会では、2011年3月11日以来、チャリティマッチ、募金活動、チャリティオークションなど遠く愛媛から支援活動を行ってまいりました。2013年3月10日ホームゲーム松本山雅FC戦、試合前に愛媛FCそして愛媛FCサポーターが継続して行っている支援活動の様子が大型ビジョンに映し出されました。その中で雨の中両チームのサポーターから沸き起こった「ニッポン」コール、選手会も現地で何か活動がしたいと考えるようになりました。J1クラブを中心に、現地にてサッカー教室などが定期的に行われている中、現地にてそれほど認知されていない愛媛FCという地方クラブが単発で同じことをしてもただの自己満足ではないか、もっと他にできることはないかと、話し合いを続けてきました。そんな中、雷雨で中止になったアウェイ栃木戦(7月27日)の翌日、愛媛FCサポーターが宮城県名取市閖上でボランティア活動に参加したことを知りました。
※愛媛FCサポーターは2012年5月のアウェイ、モンテディオ山形戦の後も宮城県石巻市で瓦礫撤去等の活動を行っております。東選手が名取市出身であること、そして現地にて、東日本大震災における被災地支援と生活救援を目的とした活動を行っている「復興支援プロジェクトSTEP」(略称 STEP)や愛媛FCサポーターの方からも情報をいただき、この度、閖上側溝捜索ボランティアに参加させていただく経緯となりました。
【閖上側溝捜索】
宮城県名取市閖上地区は、約800名の方が東日本大震災の津波によって犠牲になりました。閖上地区は地理的形状により、津波で押し流された家屋や車は内陸部に押し流されたと考えられています。
「側溝」は震災以降自衛隊も警察もボランティアも一切捜索していません。そしていまだ41名の方の行方も分かっていません。当地では元の場所で暮らしたいという要望も多く、盛土により嵩上げし、新たに住宅や公園を整備する<復興まちづくり計画>が進められています。
盛土が進めば、「側溝」も埋められてしまいます。行方不明の方の何かが見つかるチャンスも無くなってしまいます。
STEP様によりますと、閖上地区にはまだ捜索できていない側溝が20km(2013年8月現在)あり、1日1人7m捜索できると仮定して、あと3,000人の協力が必要とのことでした(これまでの協力が700名)。そしてそのタイムリミットは嵩上げが始まるまでということになります。
※側溝捜索は閖上だけではなく、他団体により南三陸町や陸前高田市などでも行われています。
【選手コメント】
■宮城県出身 東 浩史選手
愛媛FC選手会は10月28日に宮城県名取市閖上側溝捜索ボランティアに参加させていただく事になりました。愛媛FC選手会ではこれまでに募金活動やチャリティイベントなどを開催し、間接的ではありますが復興支援活動を続けてきました。直接被災地にて何かできる事はないかと考えていた所、7月に愛媛FCサポーターのみなさんが閖上側溝捜索ボランティアに参加したというお話を聞き、今回愛媛FC選手会も参加させていただく事になりました。今回の復興支援活動を通して被災の復興に少しでもお力になれればと思います。
また今回だけに限らずこれからも自分達に何が出来るのかを考え、復興支援活動を継続していきたいと思います。
以上