国立大学法人筑波大学(学長:永田恭介、茨城県つくば市)と株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー(代表取締役:井畑滋、茨城県鹿嶋市)はアカデミック・アライアンス(学術的提携)に関して、本日、茨城県立カシマサッカースタジアムで協定書の調印式を行いました。同時に、協定に付随する事業内容について下記の通り発表しています。
<アカデミック アライアンス(学術的提携)>
1.目的
・地域連携及び活性化に向けた共同研究、共同事業等の推進
・相互の発展に向けた教育支援、人材育成等の推進
2.初期研究について
・鹿島アントラーズのファン分布の検証を都市工学的視点で行う
・2014年に予定される圏央道の稲敷〜大栄間の開通による、集客環境変化の実証実験
(いずれも、大澤義明 教育社会連携推進室長を担当とする)
3.今後の研究発展について
・社会工学のアプローチからスタートするが、今後は他の部分でも推進する
4.人材の交流事業について
・学生のインターンシップの場として鹿島アントラーズを活用する
・筑波大学の講義、アントラーズの主催セミナーに相互に講師を派遣する
5.広告看板の掲出について
・ホームゲーム時に下記デザインの看板を掲出する
<国立大学法人筑波大学 学長 永田恭介コメント>
鹿島アントラーズFC様とは、本学社会工学類の総合科目等において講義を実施していただき、都市・地域・環境のあり方について探求するなど、相互の交流を深めてきたところであります。この度の連携協定を機に、より組織的な協力体制の構築を図り、相互に実りある成果を生み出すために連携・協力を推進する所存です。
<(株)鹿島アントラーズ・エフ・シー 代表取締役社長 井畑滋コメント>
茨城県だけではなく、日本を代表する大学の一つである筑波大学さんと、このような形で提携関係を
結ぶことができることに、大きな意義を感じています。
歴史をひもとけば、岩上二郎知事の時代に筑波研究学園都市と鹿島臨海工業地帯は時期を同じくして開発された経緯があります。研究学園都市の中核を担う筑波大学に対し、鹿島アントラーズもまた工業地帯の中核を担ってきた住友金属(現新日鐵住金)の流れを汲むチームです。
そうした意味で、両地域のシンボル的な存在となっている両者の提携には、大きな意義があると考えています。両者による共同研究や試みが、地域活性化につながればと思います。
以上