この度、弊クラブが公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に行った2014シーズンのJリーグクラブライセンス申請について、下記の通りご報告申し上げます。
日頃より、当クラブに対しまして、ご支援・ご協力を賜り、誠にありがとうございます。
さて、当クラブは、6月末に、2014シーズンJリーグクラブライセンスの申請を行いましたことをご報告させていただきます。現在は審査が行われており、9月末に2014シーズンのクラブライセンスが決定、付与される予定でございます。
皆様もご承知の通り、J1クラブライセンスには、ホームスタジアムの入場可能数が15,000人以上必要です。しかしながら、当クラブがホームスタジアムとして使用させていただいているケーズデンキスタジアム水戸の入場可能数は10,136人であり、4,864人足りておりません。J1昇格を目指しております当クラブとしたしましては、昨年9月にJリーグより2013シーズンJ2クラブライセンスを付与いただいた以降も、J1クラブライセンス獲得に向けて、あらゆる方向から努力を続けてまいりました。
2011年3月、1000年に一度といわれる東日本大震災に見舞われ、甚大な被害を受けたホームタウン水戸市も、復旧・復興が最優先の状況下にも関わらず、当クラブの現状をご理解いただき、最善の策を模索し続けてくださいました。
Jリーグとも、水戸市との協力体制、震災から復興に向けて歩む水戸市と当クラブの状況を説明し、協議を重ねてまいりました。
結果的には、2014シーズンのクラブライセンス申請においても、現状のケーズデンキスタジアム水戸をホームスタジアムとして申請させていただくこととなりました。伴って、J1クラブライセンスを満たす申請とはなりませんでした。
しかし、今後もホームタウン水戸市と連携をとりながら、1日も早くJ1クラブライセンスが付与されるよう、精一杯努力を続けてまいります。折しも6月に高橋靖水戸市長が平成25年度第2回水戸市議会定例会において、第1種公認陸上競技場及びJ1クラブライセンス取得スタジアムとしての整備を第6次総合計画(平成26年度から平成35年度)に位置付けると答弁いただき、また7月には第6次総合計画・骨子「素案」の中で10年間の計画期間のうちおおむね前半5年以内に一定の成果を上げることを目指すといただいております。当クラブといたしましても、引き続き、地域に根差した活動に全力を注ぎながら、毎試合スタジアムにたくさんのお客様をお迎えし、チーム強化に邁進し、J1昇格するに相応しいクラブ作りを行ってまいります。
どうか皆様もこの現状をご理解いただき、お力をお貸しいただけたらと存じます。今後とも、更なるご支援・ご協力を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。
株式会社フットボールクラブ水戸ホーリーホック
代表取締役 沼田 邦郎
■選手コメント
GK 1 本間幸司選手
『クラブライセンスの話を聞いてショックではありましたが、それに心を奪われてしまうとプレーに影響することは昨シーズン経験しているので、僕たちはプロサッカー選手としてピッチの上では全力を尽くすことが絶対条件で、しっかり戦っていこうということは選手間でも共有しています。
ライセンス問題は大きな問題ですが、僕たちのシーズン当初のJ1昇格、最低でも6位以内でプレーオフに出場するという目標は変わりません。現在も6位まで勝点4差の位置につけているので、あとは1試合1試合決勝戦のつもりでやっていくだけです。選手はこのチームに新しい歴史を残したいと思っています。チームの状況も良いですし、この時期にチームとしてステップアップできているという実感もあるので、多くのお客さんに見に来てほしいなと思います。』
DF 27 冨田大介選手
『正直な気持ち、ショックが大きかったです。水戸市の状況があっての結果なので、ファン・サポーターの皆さんもショックを受けると思いますが、ファン・サポーターの皆さんの気持ちのためにもこういう状況の中でもできる、そして戦う姿勢を常に見せ続けることが大事だと思っています。僕たちはプロフェッショナルとして結果で気持ちや姿勢を示さないと説得力もないと思います。試合でいいパフォーマンスや結果を出すことが、少ない可能性を大きくすることに繋がると思います。僕たちはグラウンドでどんな状況であれ結果を出そうと思います。』
■Jリーグ クラブライセンス交付規則[Jリーグ公式サイト]
http://www.j-league.or.jp/aboutj/document/pdf/clublicense2013.pdf
以上