9月19日(月)16:00キックオフ(現地時間)
U-15日本代表 4−0(0−0,4-0) U-15カンボジア代表
1勝2敗で5位のカンボジア代表との対戦。引いて守るカンボジアに対し、圧倒的にボールを支配し、再三ゴールに迫る。DF陣は、出場停止の宮本(清水エスパルスJr.ユース)に代わり、和田昌史(横浜F・マリノスJr.ユース)がセンターバックに入る。酒井高聖(アルビレックス新潟ユース)と組み、安定した守備を見せる。阿部良季(カティオーラFCU-15)のシュートがポストに嫌われるなど、決定機を逃し0−0で前半を終える。
後半から杉本太郎(帝京大可児高)に代え、中村文哉(スポーツクラブ岐阜VAMOS)を投入。その采配がズバリ的中。57分右サイドをドリブル突破した高木(ガンバ大阪Jr.ユース)のクロスを中村がボレーで押し込み先制。その3分後、再び中村が魅せる。右斜め45度でボールを受けると、振り向きざまに右足を振り抜き、豪快にミドルシュートを決め2点目。中村の勢いは止まらない。65分には、ペナルティエリア内でDF2人を交わし、ハットトリックを達成。最後は後半アディショナルタイムに高木がハーフライン付近からドリブルでそのまま持ち込みダメ押しの4点目。勝点を9に伸ばした。Fグループ首位の韓国がラオスと引き分けたため、Fグループ首位となった。
吉武博文監督 試合後のコメント
―今日の試合を振り返って
引き分けに終わってもおかしくないゲームだった。勝因としては、前半、ある程度ボールを保持できた事です。その事によって、カンボジアチームの体力を奪い、疲れの見え始めたカンボジアの守備を突く事ができた。
―前半と後半で変わった所はどんな所ですか?
前への意識の強い選手・中村文哉のアクションによって様々な変化が生まれた。そこに周りの選手が連動できたのが良かった点です。
―次の試合は勝てそうですか?
50%の確率だと思います。我々はまだ何も手にしていないので、しっかりと次のベトナム戦に向けて準備していきたいです。
中村文哉選手のコメント
―ハットトリック達成ですね。
(ハットトリックは、)狙ってはいませんでした。チームとして先制点が欲しかった場面で、ゴールを決めることができて素直に嬉しいです。
―後半からの出場でしたが。
前半をベンチで見ていて、なかなか点が入らなかったので、点を取って流れを変えようと思ってピッチに入りました。
―ベトナム戦、予選突破に向けて一言お願いします。
ベトナムも強敵ですが、5試合目でベストパフォーマンスを出すことをチームとしての目標としてやってきたので、最後は良いプレーで締めくくりたいです。そして本大会に進めるように頑張ります。
以上