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眞田雅則氏の訃報に接してのコメント(11.09.07)

清水エスパルスGKコーチの眞田雅則氏が9月6日(火)に急性心不全のため永眠いたしました。謹んでご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様に心からお悔やみ申し上げます。
本日、エスパルス三保クラブハウスにて行なわれた、(株)エスパルス代表取締役社長 竹内康人の会見でのコメント、アフシン ゴトビ監督、小野伸二選手、山本海人選手ほかのコメントを下記の通りご案内申し上げます。

(株)エスパルス 代表取締役社長 竹内 康人コメント

昨日18時過ぎに、ご家族の方から眞田君が急逝されたという連絡がございました。

眞田君はご存知のとおり、Jリーグ発足時からエスパルス一筋で13年間ゴールキーパーとして活躍され、エスパルス栄誉賞を授与されたエスパルスにとってかけがえのない選手でございました。また、引退後はユースのゴールキーパーコーチに始まり、昨年まで千葉でゴールキーパーコーチをやっておられましたが、今シーズンからの新体制の中、エスパルスのトップチームゴールキーパーコーチとして一緒に戦ってきた仲間でございます。

昨日そのような連絡を受けまして、私もなかなか心の整理もつかないような状況だったのですが、昨晩と今朝、眞田君のところへ行ってきて、手を合わさせていただきました。選手ならびにスタッフには今日の朝、報告を致しました。選手はもちろん監督、スタッフも今の時点では深い悲しみとショックで、非常に辛い気持ちでございます。

昨夜、一部のメディアの方には一報のみ伝えさせていただきましたが、今日、ご家族の方から急性心不全だったというお話をいただきました。

エスパルスとしては、10日(土)の静岡ダービーにて選手、スタッフ全員が喪章を付けて試合に臨むことといたします。ジュビロ磐田さんからも同様のお申し出をいただきました。また、エスパルスのホームゲーム、14日(水)ヤマザキナビスコカップ新潟戦、17日(土)浦和戦にてスタジアムに献花台を設けて、多くの皆さまからのご冥福をお祈りするお気持ちをいただく場をつくりたいと考えております。

最後に、ご家族からは、今回こういうことになったのですが、これからも強いエスパルスを目指して頑張って欲しい。それが故人の遺志でもあるというお話をいただいております。このようなご家族のお気持ちをしっかりと受け止めて、次の静岡ダービーをはじめ、今後の試合を勝利に向かって眞田君に捧げる試合としたいと思います。

■小野伸二選手(キャプテン/MF 18)コメント
昨夜は今日の練習に向けて寝ていたが、監督とマネージャーから着信履歴があり、何かあったのかなと感じた。それがまさか、そういう報告だとは思わなかった。昨晩は色んなことを考えて寝られなかった。凄くショックだった。
今年に入り東日本大震災があり、松田直樹さんが亡くなられ、すごく苦しく、まだ悲しみも残っている。そんな中、約半年間一緒に戦った仲間であり先輩であり家族同然の人がこの世を去ってしまい、心の整理がつかない。
眞田さんは自分に強く、厳しい人だと感じていた。そういうものを受け継ぎ、強くピッチの上で見せられるようにやっていきたい。自分たちはプロとしてピッチの上でやるべきことをしっかりとやるだけ。眞田さんも天国でエスパルスを見守ってくれていると思うので、しっかり次のダービーに向けて集中して、明日から前を向いてやっていきたい。

■山本海人選手(GK1)コメント
ショックと驚きと自分自身に対する後悔があり、すごく残念。自分はプロ1年目に眞田さんの現役時代を共に戦った。その当時からいろんなことを丁寧に教えてもらい、清水出身の自分にはとても嬉しいことであった。その後も僕のことを気にかけてくれ、小旅行をしたり、ご飯を食べに行ったり、電話をしたり、プライベートの面でも精神的に非常に支えてもらっていた。今季清水に戻って来てくれて、今度は自分が恩返しをするという気持ちが強くあった中で、情けない大量失点をしてしまったり、結果がついてこないということに自分自身に腹が立つという意味で後悔がある。
育成組織出身の自分にとって眞田さんはカッコいい存在であり、テレビで見ていてエスパルスに入りたいという気持ちを強く持った。ジュニアユースの時は、ボールボーイでいつもゴール裏から眞田さんのプレーを見て学んでいた。常にお手本となる大先輩で、本当に偉大な先輩だと思う。
これから1試合1試合、更に気持ちの入ったプレーをして、どこかで笑っていてもらえるよう頑張りたい。

■アフシン ゴトビ監督
眞田さんは私の心の近くにいる。短い期間だったが一緒に過ごし、私は彼を兄弟のように思っていた。彼はエスパルスの象徴であり、スーパースターだと思う。エスパルスの「S」というのは眞田さんの「S」なのかも知れない。
我々にとっては非常にタフな時間だ。我々の心からのお悔やみを彼の家族、彼のファン・サポーターにお伝えしたい。彼の心が天国で安らかであれと祈っている。そして彼の家族が強くあることを祈っている。
エスパルスの選手、ファン・サポーターは、より団結していきたいと思う。彼の素晴らしい記憶、彼の素晴らしい時代を心に留めておきたい。我々はこれから先の試合を眞田さんの家族に捧げたい。皆さんも眞田さんに祈りを捧げていただきたい。
たくさんの良い思い出が残っているが、とても印象深く残っているのは彼の優しい笑顔だ。
我々はお互いを愛し、ファミリーという気持ちを持ってやっていき、みんなでこの苦しい時を乗り越えていきたいと思う。

■大榎克己エスパルスユース監督(エスパルスOB)コメント
突然の悲報にびっくりしている。
一緒に戦ってきた同志として、寂しくて仕方がない。とても残念である。
彼がエスパルスに残してくれた功績は計り知れなく多大なものがある。彼が残してくれたもの、気持ちを自分たちは引き継いでやっていきたい。
謹んでご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆さまに心からお悔やみ申し上げます。

■澤登正朗氏(エスパルスOB)コメント
自分の中で整理がつかない状況だったが、今日、眞田さんの顔が見ることができて少しホッとしたところがある。良い表情で眠っていたのが救い。
死んでしまうにはまだ早過ぎる。これから先、一緒にエスパルスで仕事をしていきたいと思っていた。ショックとしか言いようがない。
自分にとって眞田さんは兄弟のような存在であり、兄貴分がいなくなってしまい残念で仕方ない。
今はとにかく「ゆっくり休んでください」と言いたい。お疲れ様でした。

以上
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