本日14時より、大分市内大分銀行ドーム会議室において「株式会社大分フットボールクラブ 第13期定時株主総会」が開催され、決議事項について満場一致で承認されましたのでお知らせするとともに、下記のとおりご報告させて頂きます。
尚、新役員はもとより、社員一丸となって、経営の再建に向け努力して参る所存ですので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
第13期(平成22年2月〜平成23年1月)事業の概要
当期は、2010シーズンよりJ2リーグへ降格したことや、円高などの影響による企業の収益性の低下により、スポンサー収入が大幅に減少しました。また、トップチームが通算10勝11分15敗と不振で、J2リーグにおいて15位と低迷したことにより、当日チケット売上が減少するなど、厳しいものとなりました。
当期の経営状況は、収入に関しては上記の通り、広告請負収入は372,104千円と前期比363,451千円の減収となりました。また、チケット収入は、387,768千円と前期比82,164千円の減収となりました。加えてテレビ放映権収入の減少等、その他の収入も多くの部門で前年実績を下回る結果となり、最終的な売上高は1,107,806千円と前期比806,974千円の減収に終わりました。
支出に関しましては、あらゆる費目での圧縮を図りました。特に監督・コーチ・選手の人件費とトップチームに掛かる運営費や遠征移動費の削減を実施いたしました。これにより、売上原価は821,487千円(前期比1,176,269千円の減少)となりました。
その結果、経常利益は111,990千円となり、当期純利益は114,796千円と大幅な黒字計上をすることができました。尚、債務超過額については、1,052,358千円と前期比114,796千円減少することとなりました。
当期は大幅な黒字を計上することができ、債務超過額も減少させることができましたが、いまだ当社の債務超過は多額に上っております。当社といたしましては、一日も早い債務超過からの脱却をはかるため、第14期は当期の実績を踏まえて、チーム運営費をはじめとする全てのコストについて徹底的な見直しを行い、ムリ・ムダ・ムラを排除し筋肉質な経営体質の確立に向けて更なる努力を行なう所存です。
今後も経営の合理化及び財務内容の健全化を推進し有利子負債及び債務超過の圧縮を図り、早期にJ1昇格が可能となるよう選手及び社員が一丸となって、経営の再建に取り組んでまいります。
以上