こんにちは、T須です。
被災された方々にお手伝いが少しでもできればと思い、サポートスタッフの皆様、アルディージャ後援会の皆様、クラブスタッフと総勢28名でチームバスを使い、昨日(3月27日)ユアテックスタジアム仙台に行ってきました。
前日にファン・サポーターの皆様が集めた支援物資に加え、皆様の心温かい気持ちも届けてきました。
仙台までの道中、バスの窓からは次のような光景が目に飛び込んできました。家々の瓦屋根に敷かれたブルーシート、高速道路のいたるところにあった補修工事のために出来た段差、地割で未だ通行止めの一般道路・・・。
また、数多くのそれも多種にわたった自衛隊の支援車両や消防・救急車両などが並行して高速道路を走っている状況であり、今回の地震による被害の大きさを痛感しました。
東北自動車道を泉インターで降りて仙台市内へ入ると車や人の通りが少なく、休業している店舗も多く閑散としていました。やはりガソリンスタンドには長蛇の列ができていました。ベガルタ仙台のクラブスタッフの方から聞いた話では、一部ガスが供給されていない地域があり、スーパーやコンビニも食料等が届かないため1日3時間のみの営業となり、夕方には閉店を余儀なくされている状況が続いているそうです。それでも「2週間が過ぎ、だいぶよくなってきました。」とおっしゃっていました。
ユアテックスタジアム仙台に到着するとベガルタサポーターの皆様が仕分け作業や梱包・運搬作業などおこなっておりました。支援物資を渡す際、アルディージャのファン・サポーターの皆様が集めてくれたことを伝えると、ベガルタサポーターの皆様から“ありがとう、本当にありがとう”と感謝の気持ちをいただきました。そして泣いてしまう方も中にはいらっしゃり、みなさまの心温かな気持ちもしっかりと届けられたと思っています。
“サッカーを愛する人にできること”の活動で全国のサポーターから集められた支援物資や名古屋サポーターからの支援物資なども続々と到着しました。宮城県内外から届いた物資の仕分けをし、これを被災された方々へお届けしました。運搬するトラックが足らず、アルディージャのチームバスも石巻市の支援ターミナルへ物資を運ぶお手伝いをさせていただきました。
運搬中、石巻市内には震災の爪跡がたくさん残っていました。石巻市出身のベガルタ仙台クラブスタッフの方は、“是非この大惨事を写真に撮って皆に伝えてほしい”と言っていました。私もそう思います。現実を一人でも多くの人に知っていただき、この事を決して忘れることなく、皆が思いを寄せ一日でも早い復興を願い実現させていくことが大切だと思います。少ないですが写真を掲載します。
ターミナルに到着すると、そこは2年前にサテライトの試合で訪れた『石巻市総合運動公園』であり、今はそこがターミナル基地となっておりました。公園の中にある石巻フットボール場には集められた支援物資が置かれ、大勢の自衛隊員の方々が活動されていました。試合をした時のきれいな芝生のサッカー場の面影はどこにもありません・・・。無数のテント、支援車両やヘリコプター、救急・消防の車などもあり唖然とする光景が広がっていました。私たちは仕分けされた物資を自衛隊員の指示の下に降ろしました。
荷降ろしを終えベガルタ仙台のサポーターの皆様、名古屋グランパスのサポーターの皆様と別れ一路大宮へ。十分なお手伝いが出来ていたかわかりませんが、「長期的」・「継続的」な支援活動は絶対に不可欠だと実感しました。
そして、今週末4月2日(土)に二つの支援活動を行う予定です。
一つ目として、支援物資を集める活動をします。場所はNACK5スタジアム大宮です。
村上選手が発起人となり監督・選手、スタッフが支援物資を集めていますが、それらの物資と皆様方からお持ちいただいた支援物資を合わせて後日仙台に届けます。
二つ目として、ファン・サポーターの皆様の応援メッセージを被災地の方々に贈る活動です。
大地震があった翌々日にサポーターの代表から「クラブの支援活動に協力するから何でも言ってほしい。被災されている方々へサポーターのみんなで何か支援をしたい。」と電話をもらいました。いくつかあった提案の中の一つに『被災地の方々へエールを贈り元気づけたい』というものがありました。私たちもその気持ちに賛同し是非協力したいと思い調整をさせていただき、今週末に実現する運びとなりました。
2日の支援活動の詳細は、別途クラブ公式サイトや公式ケータイサイト「アルモバ」にてお知らせいたします。
是非、これからも継続的な支援活動へのご理解、ご協力を何卒よろしくお願いいたします。
たくさんの支援物資、大きな声援を届けましょう!
以上