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フィリップ・トルシエ、ジーコ、イヴィツァ・オシム、岡田武史 元日本代表監督からのメッセージ(11.03.15)


■フィリップ・トルシエ
日本のみなさんへ

日本が見舞われた悲劇に私自身も直面して、被害にあわれたすべての家族の方々と、肉体的・精神的に苦しんでられるすべての日本の方々に、心からのお見舞いとお悔やみを申し上げます。
この未曽有の大災害は、日本を襲ったのはもちろんですが、同時に人間社会一般に対する自然からの攻撃でした。悲嘆にくれる日々を過ごすわれわれがまずやるべきは、犠牲になった人々を思うことです。そしてこのような状況では、わずか数日前に愛するものを失った人々、すべてを失くしてしまった人々の前で、言葉は何の意味も持ちません。
しかしみなさんと私は、言葉を超えた信頼の絆でつながっています。みなさんと世界との連帯、復興のための活動に、何らかの形で貢献できます。微力ではありますが、私にその心づもりがあることを、どうか忘れないでください。


■ジーコ
日本の皆さん、大変な状態ですが頑張って下さい。私が被災地の役に立てるのなら、どんな事でもすぐに連絡してください。親愛の情を込めて


■イヴィツァ・オシム
日本での大地震、大津波、原子力発電所のニュースを息が止まるような気持ちで見ています。大きなショックを受けています。たくさんの犠牲者、被災者の方々にお見舞い申し上げます。
また、日本でのわたくしたちの友人たちの安否も気遣っています。日本サッカー協会、代表チームのスタッフ・関係者、Jリーグ各クラブや選手たち、その家族や友人たちの安全を祈っております。みなさまに心からのご挨拶を送ります。


■岡田武史
東北地方太平洋沖地震で被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。数多くの方々が辛い状態にある現在の状況に胸が張り裂ける思いです。
私個人として、今何ができるのか考えています。大きなことはできないかもしれませんが、ひとりでも多くの人の力になれるように一歩でも動き出したいと思っています。
私たちが愛する日本サッカーが世界に誇れる強みは、「一体感」だと昨年のワールドカップでも実感しました。また今回の被害への対応を報道しているアメリカ誌では「不屈の日本」と技術力や精神力が称えられていたようです。日本人は、その強みを生かし今回の難局に立ち向かい闘い続けられる国民だと思います。
今、私ができることは、「多くの仲間が皆さんをサポートしようとしているので、頑張ってください」と伝えることしかできません。しかし、サッカーファミリー、スポーツを愛する人々の力をひとつにまとめると被災地で闘い続ける人たちの力になれると信じています。

以上
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