2011年3月07日(月)15:00キックオフ(現地時間)
@BELA VISTA - PARCHALスタジアム(ポルトガル/アルガルベ)
なでしこジャパン 1(前半0-0)0 ノルウェー代表
強風の中のキックオフとなったノルウェーとの第3戦。序盤は互いに様子を見ながらの展開となる。10分、左サイドのGURO MIENNAとELISE THORSNESのコンビネーションでゴール前に運ばれるが、矢野喬子のカバーで難を逃れる。
その2分後、澤穂希のインターセプトから永里優季へ流れをつなぐと、永里が相手DFを引きつけて最後は大野忍へ。シュートはGK正面となるも、テンポのいい攻撃を見せる。19分にも、右サイドの近賀ゆかりから大野、永里へと展開、マイナスへ戻したところを宇津木瑠美がフィニッシュ。徐々に日本のリズムへ引き込んでいく。
しかし、ノルウェーも中盤のLENE STORLOKKENが攻守に渡って、日本の前に立ちふさがる。44分にはそのSTORLOKKENから前線へスルーパスを通されると、前半終了間際には HEDDA GARDSJORDのスピードあるクロスを入れられるも中には合わず。スコアレスで前半を終える。
後半も先にチャンスを掴んだのはノルウェー。52分、右サイドからのGARDSJORDのクロスにTHORSNESが頭で合わせる。しかしその6分後、宮間あやから右サイドバックから近賀がビルドアップ、さらに中へ切り込み、流したところを永里がゴール。日本に先制点が入る。
追いつきたいノルウェーは62分、CECILIE PEDERSENが抜け出し、GK海堀あゆみと1対1の場面を迎えるも、ここは海堀がしっかりとブロック。
73分、今度は日本にチャンスが巡ってくる。クリアボールを拾った大野が、ライン際まで粘って上げたクロスに合わせたのは澤。さらに2分後には左サイドの宇津木からのクロスに宮間がヘッドでゴールを狙う。
85 分、GRY TOFTEIMSに際どいシュートを放たれるが、バーのわずか上。ロスタイムにはゴール前の混戦からSTORLOKKENにシュートを許すも澤がブロック。続けざまにLINDY WIIKにも突破されるが、近賀がしっかりとマークについて代わって入ったGK福元美穂がクリアする。
めまぐるしく攻守が入れ替わる展開の終盤を乗り切った日本は1点のリードを守り切り、ノルウェーに勝利した。これにより日本は通算2勝1敗でグループA2位が決定。9日にスウェーデンとの3位決定戦に臨む。
以上