2011年3月2日(水)15:00キックオフ(現地時間)
@VRS Antonioスタジアム(ポルトガル/アルガルベ)
なでしこジャパン 1-2(前半1-2) アメリカ女子代表
3月2日からポルトガルで開幕したAlgarve Cupの第1戦が行われ、日本は世界ランク1位のアメリカと対戦した。
開始から積極的に攻撃を仕掛けようと大野忍や宮間あやがゴール前に切り込んでいく。しかし、徐々にボールを支配し始めたのはアメリカ。7分には、AMY RODORIGUEZの個人技によって先制ゴールを許してしまう。
ボールが収まらない日本だったが、17分、安藤梢から受けたボールを近賀ゆかりが右サイド奥まで切り込んでクロス、そこへ永里優季が飛び込んだ。最高のタイミングだったがGKのクリアにあってしまう。その直後のことだった。アメリカが一気にボールをゴール前に運ぶと最後はMEGAN RAPINOEが決めて2点目を失う。
このままペースを握られてはいられない日本。27分には永里の突破にアメリカがたまらずファウル。ゴールエリア近くの絶好の位置でFKを得ると、キッカーの宮間が5枚の壁を抜いて右隅へ叩き込んだ。日本は、1点差に詰め寄って前半を終了する。
後半の立ち上がり、最初に仕掛けたのはアメリカ。47分、SHANNON BOXXが粘ってボールをキープする中、DF陣が何とかボールをクリアするも、それを拾ったABBY WAMBACHにシュートを放たれる。しかし、本来の落ち着きを取り戻した日本は、持ち前の連動した動きで巧みにピンチの芽を摘み取っていく。
75分を過ぎた頃から流れを作り始めた日本は81分、途中から右サイドに入った川澄奈穂美が絶妙なクロス。中で待つ荒川と高瀬愛実が互いに譲り合ってボールをスルー、それでも大外からツメていた鮫島彩が強烈なシュートを放つ。GK正面となってしまったが、決定的な場面だった。その後も日本はゴール近くまで攻め上がるも、同点ゴールを奪うことは出来ず、1-2で惜敗。次戦は中一日を開けてフィンランドと対戦する。
以上