社団法人日本プロサッカーリーグ 大東 和美チェアマンは下記3件について裁定委員会に諮問し、当該クラブに対し下記のとおり制裁を決定しましたのでお知らせいたします。
1.大宮アルディージャ 公式試合入場者数発表の件
(1)制裁の種類および内容等
当該クラブ 大宮アルディージャ
[1]制裁の種類および内容:
けん責(始末書提出)
制裁金 2,000万円
[2]適用条項 :
『Jリーグ規約』第148条〔チェアマンによる制裁および調査〕第1項
『Jリーグ規約』第149条〔制裁の種類〕第1項第1号、第2号
(2)違反行為の内容
2010年10月2日(土)に埼玉スタジアム2002で行われたJ1リーグ戦第25節「大宮アルディージャ 対 浦和レッズ」において、実際の入場者数に上乗せした公式入場者数を発表した。また、その後の調査により2007年11月11日(日)NACK5スタジアム大宮オープン以降の全てのリーグ戦、リーグカップ戦においても、実際の入場者数に上乗せした公式入場者数が発表されていたことが判明した。公式入場者数の上乗せは、『Jリーグ規約』第3条〔遵守義務〕第2項、ならびに第36条〔スタジアムにおける告知等〕第1項第7号の違反となる。
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2.横浜F・マリノス所属選手 無免許運転の件
(1)制裁の種類および内容等
当該クラブ 横浜F・マリノス
[1]制裁の種類および内容:
けん責(始末書提出)
制裁金 200万円
[2]適用条項:
『Jリーグ規約』第148条 〔チェアマンによる制裁および調査〕第1項
『Jリーグ規約』第149条〔制裁の種類〕第1項第1号、第2号
『Jリーグ規約』第154条〔両罰規程〕
『Jリーグ規約』第162条〔第3条第2項違反の制裁金〕
(2)違反行為の内容
2010年10月18日(月)、当該クラブ所属の金井 貢史選手(20)は、横浜市内で行われた交通検問にて職務質問を受けた際に、無免許運転であることが発覚し、無免許運転による道路交通法違反で横浜水上警察署に検挙された。同選手は、昨年4月に違反点数の累積により免許停止処分を受けた後、昨年8月に免許が失効していたが、その事実をクラブに報告していなかった。
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3.モンテディオ山形職員 逮捕の件
(1)制裁の種類および内容等
当該クラブ モンテディオ山形
[1]制裁の種類および内容:
けん責(始末書提出)
制裁金 100万円
[2]適用条項:
『Jリーグ規約』第148条 〔チェアマンによる制裁および調査〕第1項
『Jリーグ規約』第149条〔制裁の種類〕第1項第1号、第2号
『Jリーグ規約』第154条〔両罰規程〕
『Jリーグ規約』第162条〔第3条第2項違反の制裁金〕
(2)違反行為の内容
2010年10月14日(木)、モンテディオ山形の職員(2010年10月25日付で懲戒解雇)が、児童売春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律違反(児童ポルノの製造)の容疑で広島県警東広島署に逮捕された。同職員は、インターネットのチャットで知り合った被害少女(広島県在住)が18歳未満の児童であることを知りながら、2010年8月29日から翌30日に、被害少女の裸の画像を被疑者の携帯電話機に電子メールにより送信させ児童ポルノを製造した。
以上