このたび、当クラブ所属の矢野 貴章選手(26)が、ドイツ・ブンデスリーガ一部のSCフライブルクへ移籍することが決定いたしましたので、お知らせいたします。
矢野 貴章 選手 Kisho YANO
■ポジション
FW
■生年月日
1984年4月5日(26歳)
■身長/体重
185cm/76kg
■出身地
静岡県
■経歴
浜名高→柏レイソル
■代表歴
2001年 U-17日本代表
2002年 U-19日本代表、U-20日本代表
2004年 U-22・23日本代表
2007年- 日本代表
2010年 2010FIFAワールドカップ南アフリカ
※1試合出場(カメルーン戦)0得点
■出場記録
2003年(柏レイソル)J1リーグ18試合出場2得点、カップ戦2試合出場0得点、天皇杯0試合出場0得点
2004年(柏レイソル)J1リーグ2試合出場0得点、カップ戦1試合出場0得点、天皇杯0試合出場0得点
2005年(柏レイソル)J1リーグ19試合出場2得点、カップ戦1試合出場0得点、天皇杯2試合出場0得点
2006年(アルビレックス新潟)J1リーグ33試合出場6得点、カップ戦6試合出場1得点、天皇杯2試合出場1得点
2007年(アルビレックス新潟)J1リーグ33試合出場7得点、カップ戦6試合出場1得点、天皇杯1試合出場0得点
2008年(アルビレックス新潟)J1リーグ33試合出場6得点、カップ戦3試合出場0得点、天皇杯2試合出場0得点
2009年(アルビレックス新潟)J1リーグ33試合出場8得点、カップ戦1試合出場0得点、天皇杯4試合出場5得点
2010年(アルビレックス新潟)J1リーグ20試合出場3得点、カップ戦2試合出場0得点
J1リーグ通算:191試合出場34得点 カップ戦通算:22試合出場2得点
天皇杯通算:11試合出場6得点 日本代表通算:19試合出場2得点
※2010年8月28日現在
■コメント
今回ドイツ・ブンデスリーガ1部のSCフライブルクに移籍することが正式に決まりました。
移籍期限が8月末という決まりがあって、1分、1秒でも早くドイツに来なければならなく、ご報告が遅くなってしまいました。突然のことで、多くの方に心配をかけてしまったことを申し訳なく思っています。
海外に移籍することはプロになった時からの夢でした。それを実現させるためにプレーしてきましたが、世界で戦うということは簡単なことではない、と感じることが多くなってきていました。
特に、今回のワールドカップに出場して、自分は、このままではダメだと感じました。
ここで勝つには何をしなければいけないのか?
また4年後、世界で戦う舞台に戻ってくるにはどうすればいいのか? と考えたときに、厳しい環境に身を置き、自分自身追い込んで、選手としても、人間としても成長しなければいけないと思いました。
とはいえ、この決断は、本当に難しいものでした。
自分がサッカー選手としてプレーすることができ、今日こうやって報告できるのは、アルビレックス新潟の全てのスタッフ、チームメイト、そして、何よりもサポーターの皆さんのおかげです。すべてが家族のように温かく、嬉しい時も辛い時も、ずっと皆さんに支えられてきました。
そんな大好きなチームを離れることは、本当に、本当に辛い気持ちです。
「初めてビッグスワンのピッチに立った時のサポーターのパワー」
「なかなかゴール出来ず、やっと決めたアウェー甲府戦」
「最終戦で勝利し、残留を決めたガンバ戦」
「スタンドに人文字でハートの中に‘11’と描かれたこと」
「約1年振りにホーム、ビッグスワンで勝った横浜戦」
「アルビレックス新潟の選手としてワールドカップ南アフリカ大会のメンバーに選ばれた5月10日」
すべて皆と一緒に作ってきた、忘れることのできない大切な思い出ばかりです。
皆が応援してくれたから、最後まで走ることができた。皆の声援があったから、いつも最後まで諦めず戦えた。
これからも自分らしく“がむしゃらにひたむき”に、一歩一歩前に進んでいきます。
そんな自分を、これからも応援してもらい、皆さんと一緒に前に進んでいきたいと思います。
‘ありがとう’
という言葉ではあまりにも短かくて、感謝の気持を表現しきることが難しいですが、本当にありがとうございました。
新しいスタートラインに立った今、夢に向けてチャレンジしていきたいと思います。
これからも応援よろしくお願いします。
矢野 貴章
■今後の予定
矢野選手はそのままSCフライブルクのチームに合流します。日本・新潟には帰国・帰県いたしません。
以上